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建築賞の授賞式に出席しました

2024年07月05日お知らせ

去る、6月14日(金)に建築家会館 1 階ホール(東京都渋谷区神宮前 2-3-16)において 公益社団法人日本建築家協会(JIA)25年賞 表彰式が執り行われました。審査委員長より、当館を設計した長谷川逸子様と施設利用課・石川尚朋それぞれへ「その栄誉を讃えるとともに この建築が地域の人々に愛され 地域の誇りとして永く存続し 利用されることを期待します」という表彰状が手渡されました。これに続けて行ったスピーチを紹介いたします。

長谷川様のスピーチ(要旨)

新潟市民芸術文化会館と周辺整備事業のデザインコンペで1等を獲得し設計することとなった。建設の際には様々な市民と対話をし、人材育成のワークショップを開いた。大規模改修では舞台設備の更新、特定天井の改修を行った。25年間同じ人が維持管理をしているのはすごいことだ。

建築賞の授賞式に出席しましたの画像

石川のスピーチ(要旨)

精力的に自主事業を続けていることで芸術文化の継承を実感する事例が出ている。建設時に描いていた未来がいま出現している。

 

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表彰式を終えて所感

JIA 25年賞は「25年以上の長きにわたり、建築の存在価値を発揮し、美しく維持され、地域社会に貢献してきた建築」を登録・顕彰するものです。私は、この賞に応募するにあたって思ったことがふたつあります。一つ目は、受賞ができたら美しく維持されていることの証なので、清掃や設備管理をしてくださっているスタッフに感謝を言おう、と思ったこと。二つ目は、りゅーとぴあが建設されてから今日に至るまでがひと続きとなっている、言い換えると建設時の構想が現在につながっていることを審査で示したいと思ったことです。これらは実行することができましたが、二つ目についてはまだ道半ばです。私自身、オープンした頃の記憶は少しずつ薄くなっていますし、建設時のことは知らないことが多くあります。りゅーとぴあは、建物を造った設計者、施工者、当時の市長と市役所職員、そして建設を要望した多くの市民、これらの熱い思いの結晶です。建築の美しさの内側にあるエピソードを記録して今に伝えることが大切である、と今回の受賞で学びました。これからの宿題にしたいと思います。

施設・利用課 石川尚朋

 

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関係リンク

建築賞の受賞について https://www.ryutopia.or.jp/news/32936/
審査委員の講評 https://www.jia.or.jp/twentyfive_years/3843/

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