【日本全国能楽キャラバン!】ご来場いただき、ありがとうございました。
昨年12月19日(日)と1月8日(土)、大盛況のうちに終演した【日本全国能楽キャラバン!】の特別公演。「観世流特別公演~安宅~」では義経・弁慶が登場するダイナミックなお能を、「宝生流特別公演~高砂~」では相生の松にかけた夫婦の絆にまつわるお能を上演。両公演ともにお客様からの嬉しい声を聞くことができました。今回はその企画制作に携わったメンバーによるこぼれ話…。
Kさん 伝統芸能の力で新型コロナウイルス禍の日本を元気付けたいと始まった全国規模での能楽キャラバン公演に、りゅーとぴあも参加しました。
Oさん 上演機会が希少な「安宅」と、おめでたさ満載の「高砂」。どちらも贅沢にお能を堪能できる演目でした。特に「安宅」は17年ぶりの上演でしたね!
Mさん 初めて能楽堂に足を運んでいただいたお客様もいらっしゃいました。終演後にお客様からいただいたアンケートを拝見しつつ、私たちも公演を振り返りましょう!
観世流特別公演~安宅~ 義経・弁慶の勧進帳の元となったダイナミックな演目
Mさん 大迫力…まさにこの一言につきますよね。
Oさん 能舞台が揺れていましたね…!シテ(主役)の弁慶と山伏たちの総勢10人という公演だからこそ、でした!
Kさん 「安宅」の公演は注目度が高くて、上演前から期待値が高い演目だったと思います。
Oさん アンケートからも「圧倒された」「迫力がすさまじかった」「感激しました」というお声をいただけてとても嬉しかったですね。
Kさん シテの山階彌右衛門さんの発案で、急遽、鏡板を外して雪景色とともに演目を上演しましたが、好評で何よりでした。
ちょうど雪が降った新潟市。雪景色を背景とした安宅公演となりました。
Mさん 今回能楽キャラバンの公演については、「お、能!~能楽に新しい発見を~」という読み物も製作しましたね。公演チラシだけでは伝わらない、作品の魅力や楽しみ方にフォーカスしました。
Kさん 今回の「安宅」版では、出演者の山階さんと以前に共演したことのあるフリーアナウンサーの遠藤麻理さんに誌面に登場していただきました!さらに、BSNラジオ「四畳半スタジオ」でも山階さんとお話していただいて…。(遠藤麻理さんのお師匠さま!観世流能楽師・山階彌右衛門さんが「四畳半スタジオ」に出演)
Oさん 物語の魅力を深くお伝えできたコンテンツでしたね。もし「今後も読みたい」というお声がありましたらまた製作したいと思っています。
今回製作した「お、能!~能楽にあたらしい発見を~」①の誌面。能「安宅」を100倍楽しめるようにしました。
お客様のエピソード~ご両親へのプレゼントとしてチケットをご購入~
素人の両親を連れての観覧でしたが、わかりやすく、とても楽しかったそうです。父は小学校六年生の時、学芸会で富樫の家来を演じ、義経を引き止める役だったことを思い出し、帰宅してからもあれこれ話し、家族で楽しい時間を過ごすことができました。チケットは私から父への誕生日プレゼントだったのですが、こんなに喜ばれるとは想定外でした。良い親孝行ができました。ありがとうございました。(40代/新潟県内)
Mさん なんとまあ!
Kさん 素敵な親孝行ですね…!
Oさん 公演のチケットを贈り物として、そしてご両親に喜んでいただけて大変嬉しい限りです。ご来場いただきありがとうございました!
宝生流特別公演~高砂~ 「お前百までわしゃ九十九まで」寿ぎに貫かれた名作
Kさん 今回、高砂ではお年玉企画でU25(25歳以下の方)を対象に1,000円という破格の料金でチケットを販売したのですが、若い方のご来場もみられました。
Oさん 「初めて能楽堂に来ました!」というアンケートがいくつかありました!!
Mさん 本当に嬉しいです!能楽公演に対して少しでも親しみを持っていただけたらと思っています。あと、りゅーとぴあの能楽堂は建物の5階にあるので、能楽堂の存在を知らなかったというお客様もいらっしゃいますし…。
Oさん 高砂の公演の前には、2階のコンサートホール・ホワイエで「ロビーでお能」というイベントを行いました。
Kさん 予想以上のお客様にご来場いただきました…!新潟出身の能楽師・川瀬隆士さんの仕舞とトークに引き込まれた方も多かったのではないでしょうか?
Oさん 初めての試みでしたが、好評いただきましたのでまた機会があればぜひ実施したいです!
Mさん そうですね。また、これを機にぜひ、りゅーとぴあに能楽堂があることを知っていただけたら幸いです。
新潟市出身の能楽師・川瀬隆士さん。りゅーとぴあコンサートホール・ホワイエにて。
Oさん 字幕タブレット(台数限定)で貸出を実施しましたが、あっという間に配布終了しましたね。こちら先着順だったのですが「字幕タブレットの予約はできますか?」というお問い合わせもいただきました。
Mさん 能楽公演は場面展開が分かりにくく、初めて見る方にはハードルが高いと思います。だからこそ、お能をもっと知りたい、分かりたいと思っていただけるのがとても嬉しいです。
Kさん 表現をより魅力的なものにするため、公演当日で少し流れが変わることがあります。パンフレットや字幕タブレットはあくまで参考に、ぜひ生の表現をメインに楽しんでいただけたらとも思います。
お客様のエピソード~来場者プレゼント(和菓子)が結納の贈り物に…!~
Oさん 金巻屋さんに来場者プレゼントの和菓子をつくっていただきまして、お礼に伺いました。その時金巻屋さんに、高砂の公演にご来場いただいたお客様から「自分の子どもの結納の品に同じ和菓子を使いたい」というご要望をいただいたと聞きました!
Mさん おめでとうございます…!和菓子の名前が「相生(あいおい)の松」なので、ぴったりですね!
Kさん 入場者プレゼントの和菓子が素敵な形に結びついて嬉しいです。末永くお幸せに!
上古町の老舗・美豆伎庵 金巻屋さんに製作していただいた和菓子・相生の松。
まだまだ続く!「能楽 冬の大感謝祭」
安宅、高砂公演で配布したポイントカードで、3つポイントを集めた方へのプレゼント。
Oさん 今回の能楽キャラバンの2公演にご来場いただいた方限定で、「能楽 冬の大感謝祭」のポイントカードをお渡ししています。
Kさん 今回、普段からご来場いただいている方はもちろん、今回の演目がきっかけで初めてりゅーとぴあの能楽堂にご来場いただいた方に何かの形で感謝を伝えたいと思いました。能楽公演は、お能や狂言が好きで、何度も足を運んでくださるお客様が多いので、「いつもご来場いただきありがとうございます。」という気持ちをなにかの形で伝えたいと常々思っていたんです。
Mさん なにより、このご時勢にご来場くださるお客様には感謝の気持ちでいっぱいです。日本全国でこのような能楽キャラバンが開催されることになり、「感謝を伝えるなら今だ!」って思いましたよね!
Kさん 「能楽 冬の大感謝祭」の対象公演はあと2公演。売切れ間近の『野村万作・萬斎狂言公演』と歌人の馬場あき子さん作の『新作能「利休」』があります。ポイントカードで3ポイント貯めた方にオリジナルてぬぐいをプレゼントしていますので、まだゲットしていないという方はぜひ!
Oさん すでに20名以上の方にゲットしていただきましたね。ご来場いただきありがとうございます。今後もりゅーとぴあ能楽堂での公演を楽しみにしていただけますと幸いです。
全員 皆様のご来場お待ちしています!