Special interview 外村 理紗さん(前編) – ニューヨークへ留学、そしてヴァイオリニストの登竜門への挑戦
現在アメリカ留学中の外村理紗(ほかむら りさ)さんとオンライン・インタビューを行いました。日本とアメリカの時差はなんと13時間。遠く離れた地で挑戦し続けるヴァイオリニスト外村さんより、ライフストーリーをお聞きしました!
「筆箱と鉛筆を持って、ヴァイオリンを弾くマネをしていました」
―ヴァイオリンを始めたきっかけを教えてください。
3歳の時にヴァイオリンを始めたのですが、ヴァイオリニストの母親の影響です。
いつも母が自宅でレッスンをしていて、その様子を見ていた私は筆箱と鉛筆を持って弾きマネをしていたらしくて、それを見た祖母が「ヴァイオリンを買ってあげたら」と言ってくれました。それがヴァイオリンを始めたきっかけですね。
子供時代(ヴァイオリンを始めた初期)の外村理紗さん(ご本人提供写真)
―留学先にマンハッタン音楽院を選んだ理由は?
実は、ジュリアード音楽院とマンハッタン音楽学校を受験しまして、ありがたいことにどちらも合格を頂いたんです。ジュリアード音楽院にいらっしゃる先生はレッスンの頻度が少なく、私は沢山のレッスンを受けて多くのことを学びたいと思っていたので、マンハッタン音楽学校を選びました。
現在、原田幸一郎先生とルーシー・ロバート先生についているのですが、原田先生は中学3年生から、ルーシー・ロバート先生は東京音楽大学の付属高等学校の1年生の時にマスタークラスで初めてお会いして、チャイコフスキーのコンチェルト1楽章のレッスンを受けさせていただきました。留学先を決めるときに、人柄もよくパッションもあるルーシー先生のレッスンを受けたいなと思ったことも、マンハッタン音楽学校を選んだ理由です。
また、すごくアットホームな雰囲気であるところも理由のひとつです!
寮の練習室から撮った虹(ご本人提供写真)
ヤングコンサートアーテイスト国際オーディションへの挑戦
―若手音楽家の登竜門として有名な「ヤングコンサートアーテイスト国際オーディション(Young Concert Artists International Audition)」に優勝され、何か印象深いことはありますか?
原田幸一郎先生や神尾真由子先生など私が憧れている先生方が優勝なさっていて、私も受けてみたいなと思って挑戦してみました。
優勝したのが2018年で、当初は2019年にニューヨークデビューしてコンサートをいくつか開催する予定でした。ちょうど新型コロナウイルスの影響で学校のレッスンが全てオンラインレッスンになってしまい、留学ができず中止せざるを得ない状況になってしまったんです。
ですが、来年の2月にデビューのリサイタルが決まりまして、他にも様々なコンサートのお話を頂いているので、いよいよという感じですね。
ヤングコンサートアーテイスト国際オーディション(YCA)優勝時(ご本人提供写真)
中編につづきます―
公演詳細
りゅーとぴあ会員限定コンサートVol.4
外村 理紗 ヴァイオリン・リサイタル
~東響121回新潟定期で賞賛の嵐!フランク生誕200年を彩る~
2022年6月18日(土)14:00開演
全席指定3,000円
ピアノ:沼沢 淑音
チケット好評発売中!
※こちらの公演は「N-PAC mate 友の会フレンズ(入会金0円・年会費2,750円税込)」と「インターネット会員(入会金・年会費無料)」に入会/登録した方のみチケット購入ができます。
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