この秋、熱いチャイコフスキー旋風が吹き荒れる!
関東以南にお住まいの諸賢は、北方の地、新潟の気候を冷涼とお思いでしょう。
確かに年平均気温は東京より3度ほど低いですが、月平均で高い気温の記録を比べると0.2~0.4度ほどしか変わりません。そうなんです。夏の新潟は意外に暑いのです。特にフェーン現象の時は、山脈を越えて吹き下ろす熱風が強烈です。
でもこの秋は、その熱風に劣らない、熱いチャイコフスキー旋風が吹き荒れそうです。
先陣を切るのは9/17(日)新潟市ジュニアオーケストラ教室 第36回演奏会。メインはチャイコフスキーの交響曲第5番。昔、知り合いが同オケでこの曲を聴いた後、ポロポロと涙を流して何度も「ごめんなさい」と呟いていたことがありました。何故と聞くと、「ジュニアだと思って侮って来ました。すみません」と。清冽で真っ直ぐな音楽に心を動かされたのでしょう。
第二弾は10/8(日)茂木大輔のオーケストラ・コンサートNo.13 チャイコフスキー:交響曲第5番+第6番「悲愴」徹底解説!。目からウロコが何枚も落ちるレクチャー・コンサート、今年はこの光と影の2曲を取り上げます。ついに異様な『悲愴』の謎が明らかにされるかも?これを聴けば、これからの長い人生、チャイコフスキーの後期2大シンフォニーを聴く楽しみが百倍増すでしょう・・・おっと、りゅーとぴあ、皆様をそんなにお待たせしません。
掉尾を飾るのは、11/12(日)ロシア国立交響楽団/チャイコフスキー三大交響曲 第4・5・6番「悲愴」、一挙演奏!。母国の大作曲家への畏敬の念が、激烈濃厚な「我らの音楽」となって鳴り響きます。皆様、どうぞ体調を整えてお越しください。
※ぶらあぼ2017年8月号より