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光を灯す

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何事にも初めはあるもの。新潟市に初めて電灯が灯ったのは、明治31年(1898年)3月21日。現在のりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館から歩いて5分ほどの所に火力発電所が建設され、この日、供給が始まったのでした。当初契約された電灯の数は632灯。石油ランプに変わって、まばゆい光が新潟の夜に輝いたのです。

皆様のお心に、オーケストラ音楽が輝きを放つようになったのは、一体いつからでございましょう。確かなきっかけがあったという方も、いつの間にか魅力に目覚めたという方もいらっしゃることでしょう。いずれにしても大きな文化遺産の一つ、オーケストラ音楽に身を浸す喜びに、出会えた方は幸いなるかな。

8月5日(日)当館で開催される「オーケストラはキミのともだち」は、まだクラシック音楽の喜びに出会っていない小学生にピッタリの内容です。長さは約1時間。子どもたちに人気の映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のメドレーから始まって、「ディズニーのメロディによる管弦楽入門」で各楽器の音色を知り、喜歌劇「天国と地獄」のカンカンを楽しんだ後、パイプオルガンを加えて「威風堂々第1番」で大団円を迎えるという楽しく賑やかなプログラム。演奏は飯森範親率いる東京交響楽団。チケットは、小学生が500円と破格です。

どうぞこの夏、皆様の手で、お子さんやお孫さんの心に、オーケストラ音楽の喜びという明かりを灯してあげてください。一生思い出に残る、最初のきっかけになることでしょう。

 

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