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秋の夜長に、お月見はいかがですか?

秋の夜長に、お月見はいかがですか?の画像

演劇企画課のKさんにお話しを聞きました。

―― Kさん、よろしくお願いします。

Kさん よろしくお願いします。さて、来週10/4(水)は十五夜です。今日はHPをご覧の皆さんに「お月見」のご案内をさせていただきます。

―― お月見いいですね。どこでやりましょうか。

Kさん 能楽堂で。

―― え、能楽堂でお月見なんてできるのですか?

Kさん 10/28(土)に行われる「秋の能楽鑑賞会」では、秋の名月をモチーフにした能を上演します。能をご覧いただければ、お月見気分を味わえるというわけなのです。

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―― 素敵なチラシですね。

Kさん ありがとうございます。月が出てくる能は他にもありますが、今回は特にこだわって、“十五夜に起きた物語”の能を上演します。

―― 十五夜の物語って、なんだかドラマチックです。

Kさん はい。秋能は二本立てなのですが、<第1回>の能「小督(こごう)」では、帝が寵愛する女性を探すため秋の嵯峨野に馬を走らせ、十五夜の名月の下、琴の音をたよりにその美しい女性を探し当てる物語です。

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能「小督(こごう)」

―― まるで映画のようなシーンです。

Kさん <第2回>の能「融(とおる)」も素敵ですよ。十五夜に幻の貴公子が現れ、月光の下、舞を舞うというお話です。

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能「融(とおる)」

―― 幻の貴公子ですか。

Kさん 貴公子の本名は、源融(みなもとのとおる)という平安時代に実在した天皇の皇子で、あの『源氏物語』の光源氏のモデルにもなったと言われる人。イケメンで、プリンスです。

―― それはぜひ能楽堂で確認してみないと。

Kさん ぜひ(笑)。

―― どちらも秋の観賞にぴったりのステキな物語です。そしてKさん、りゅーとぴあの能楽鑑賞会といえば、能だけでなく狂言もセットなのですよね。

Kさん そうなんです。特に今回は、人間国宝の山本東次郎さんによる狂言なので、本当におすすめです。まさに“国の宝!”といえる方なので、見逃し注意です。

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人間国宝 山本東次郎さん

―― おトクな事前講座も開催されます。

Kさん “ワンコイン”500円でご参加いただける「秋能プレ講座」を10/7(土)に開催します。公演の見どころを、能楽師がお話や実演でわかりやすくご紹介するのですが、今回は能楽堂の楽屋で、能の美しい装束の着付実演をご覧いただく予定です。事前お申込みは不要ですので、気軽にご参加ください。

―― 最後にHPをご覧の皆さまに一言お願いします。

Kさん 今年の秋はぜひ美しい月を眺め、能楽堂では十五夜の能で、日本の秋をご堪能ください。

―― ありがとうございました。

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