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【新潟市ジュニアオーケストラ教室】ヴォーチェ弦楽四重奏団メンバーがワークショップをおこないました!

6/11(火)に本番を控えた 「ヴォーチェ弦楽四重奏団」の、ヴィオラ奏者のギヨーム・ベケールさんとチェロ奏者のアルチュール・ユエルさんによる弦楽合奏ワークショップを実施しました!新潟市ジュニアオーケストラ教室(以下、ジュニオケ)の弦楽器メンバー約30名が参加し、演奏指導のみならず、楽器を演奏する上で大切なことを教えていただき、贅沢なひと時を過ごしました。その様子を少しご紹介したいと思います!

最初にジュニオケメンバーが英語でウェルカムメッセージを伝えると、ギヨームさんとアルチュールさんは日本語でご挨拶をしてくれました!始まる前は緊張でガチガチだった団員たちも少しリラックスした表情を見せてくれました。

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演奏に入る前にまずはストレッチ。プロのお二人が本番前欠かさずにおこなっているというストレッチ法を伝授していただきました!普段は忘れがちな準備体操の大切さを再認識。

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今回のワークショップの題材はモーツァルトの「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第1楽章。この曲がト長調ということで、ウォームアップとして、まずはト長調のスケールを輪唱のようにパートごとに重ねていきます。ギヨームさんとアルチュールさんもそれぞれの楽器を手に取り、団員と一緒に弾いてくれました。ホールの響きと周りの音を入念に確認し、ウォームアップ終了!

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「まずは最初から通してみて」とギヨームさん。演奏を終えると、アルチュールさんがモーツァルトに対してどのようなイメージを持っているかをみんなに問いかけます。演奏を通じて作曲家の人間性や人生を知ることができるのが音楽の面白いところだと教えてくれました。その後は最初から区切って練習。この曲に対するイメージを確認しながら進めていきます。「練習の時だけ全部の音にビブラートをかけて弾いてみて?」「楽譜上は続けて演奏する部分をあえて一旦止まってから再開してみて?」など具体的かつ効果的なアドバイスをいただきました。慣れない英語でのレッスンでしたが、真剣な眼差しで奏者のメッセージを受け取ろうとする団員たちの姿がありました。最後にもう一度最初から通してみると最初よりも格段に音が明るくなり、音楽に新しい表情がついたように感じました。それにしても世界トップクラスの奏者に至近距離で教えてもらえるなんて羨ましい限りですね。

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演奏指導が終わると、質問コーナーです。
お二人は団員からの質問に時折ユーモアを交えながら答えてくれました。クァルテットとの出会いや、メンバー同士で意見が対立した時の解決方法など、こういう機会でしか聞くことのできない深い話を団員のみんなは真剣な表情で聞いていました。

「どのようにして楽器を練習するモチベーションを保っていますか?」という質問に対してギヨームさんは、「自分も昔は何のために練習しているのか分からず、母親に叱られながら弾いていたけど、今となっては音楽のおかげで素晴らしい人生を送ることができているので、母にはとても感謝しています。」と語ってくれました。

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楽しい時間はあっという間。
最後に記念撮影をして、終了!と思いきや、子どもたちはサインをもらいに舞台袖へ。楽譜ファイルや楽器ケースにメッセージを書いてもらって、とても嬉しそうな表情を浮かべる団員のみんな。最初はガチガチだった表情がみちがえるようにほぐれていました。ギヨームさん、アルチュールさん、本当にありがとうございました!Merci beaucoup!!!

 

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