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サクラ日記(清明)

 

4月1日 土曜日

朝早くから多くの人が桜にカメラを向けています。その姿からジョギングや散歩の途中という様子が伺えます。私が選んだ撮影スポットは、桜の花が池の水面に反射する場所です。少し寒さを感じるものの、風がなく透き通る青空の下シャッターを切りました。

まさに春爛漫! 令和5年度の始まりです。

サクラ日記(清明)の画像

 

4月5日 水曜日(清明)

ここ数日はお花見で賑わっていましたが今日は少し落ち着いています。池には散った花びらが浮かんでいました。
数日後には池に浮かんだ花びらが人気の撮影スポットになりそうです。

サクラ日記(清明)の画像

 

前回のブログで書いた開花と満開の予想は外れたものの、桜が咲き誇る素敵な令和5年度の幕開けとなりました。

りゅーとぴあは今年開館25周年を迎えます。こうして節目の年を迎えられるのもみなさまのおかげです。25年前、りゅーとぴあは多くの市民の希望と期待を背負って建設されました。能楽堂もそうです。それまで市内に能楽堂がありませんでしたのでお能を上演するときは能舞台を作る作業から始めていたそうです。常設の能舞台は多くの新潟市民の願いでした。良い材料が使われ精巧につくられた能舞台は長い期間使うことができる建築で、国内には築後100年以上の舞台も実在します。これからもみなさまから愛される能楽堂であってほしいので今までご縁がなかった方にぜひご覧いただきたい、これが私の願いです。

ところで、私は仕事で他都市の議員や行政職員の視察を受け入れますが、皆さま揃って「素晴らしい施設ですね」と、おっしゃいます。理由は、能楽堂のほか、コンサートホール、劇場といった専門ホールがひとつの建物にまとまっている施設は他には例がありませんし、新潟市より人口が多くてもこれほどの規模の文化施設を持つ都市はめったにありません。

サクラ日記(清明)の画像

 

一方、敷居が高い、難しそう、興味がない、と敬遠されたり、世の中には娯楽やエンターテインメントが色々ありますので舞台芸術とは疎遠な方がいらっしゃることも承知しています。この点、何度か衰退の危機がありながらも約600年続くお能の歴史と多少重なる気がします。これだけの長い期間に渡り継承され人々に愛されることには相応の理由があります。これからの人生において、能の世界観を知ることで新しい扉が開くかもしれません。それほどの力があると思っています。

4月12日(水)~13日(木)に開催する「天空のお花見会 in 能楽堂」は、入場無料・事前申し込み不要で、能楽堂についての説明と「能装束着付け&舞の実演」や「箏・尺八二重奏のコンサート」を行います。コアなりゅーとぴあファン、初めての方、どちらの方にもお楽しみいただける内容です。

当日、私は花柄の法被を着てホワイエでご来場をお待ちしております。どうぞよろしくお願い致します。

お知らせ

天空のお花見会 in 能楽堂

10:30~13:00で能楽堂(りゅーとぴあ5階)を開放します。以下の時間では入場無料のイベントも開催します。
お気軽にお越しください!

4月12日(水)
11:00~11:25 能楽堂ってなあに
11:30~12:10 能装束着付け(唐織、能面)と舞の実演

4月13日(木)
11:00~11:25 能楽堂ってなあに
11:30~12:00 薫風之音コンサート(箏・尺八二重奏)

詳細はこちらをご覧ください。

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