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サクラ日記(啓蟄)

この時期の寒さは春が近いことの表れでしょう。朝の冷たい風に吹かれながら、これを越えれば春、と自分を励まして通勤しました。

サクラ日記(啓蟄)の画像

先日、りゅーとぴあで「ある建築賞」の審査がありました。この建築賞は、建築が美しく維持されているか、地域社会に貢献しているか、などの視点で評価されます。審査員を館内の隅々を案内するとともに、りゅーとぴあホームページの25周年記念サイトを使いながら25年間の軌跡を説明しました。審査員とやり取りをしている途中で、今のりゅーとぴあは開館した25年前から脈々と受け継ぐ物事があると気づきました。もちろん、正確には25年前と今では事業のひとつひとつ、会館の利用状況で異なることは多々ありますが、ここでいう変わらないものはりゅーとぴあのビジョン、りゅーとぴあと地域の関係性のような、全体性です。りゅーとぴあの基盤になっているのは、建設過程で検討されたこと、いわゆる建築構想であり設計思想である、ということです。

一昨年のサクラ日記では、りゅーとぴあの設計者:長谷川逸子さんから能楽堂のエピソードを聞いた話を紹介しました。りゅーとぴあの能楽堂には、公園のあずまやのように様々な人が集い、使ってもらえるようにという思いが込められています。この思いが、4月7日「天空のお花見会」で実現できることになりました。今回、初めて出演者を公募したところ、大変多くの応募がありました。難しい選考となりましたが、3組の出演者(グループ)が決まりました。アコーディオン演奏、能楽囃子と雅楽、フルート二重奏です。また、ホワイエではりゅーとぴあで実習をした大学生の作品を展示します。盛り沢山な1日となりそうです。
日記の最後にもうひとつ、「ある建築賞」の結果は後日発表します。こちらもどうぞお楽しみに。

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【入場無料】天空のお花見会 in 能楽堂 2024

開催日時:4月7日(日)10:45~16:00 ※出入自由
会場:能楽堂
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