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りゅーとぴあの“ベイマックス”も大興奮! ベルリンから、“あの”名門がいよいよ新潟へ!

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ディズニー映画「ベイマックス」に登場する愛すべきロボット、ベイマックスのようなマスコット的風貌で親しまれている音楽企画課・中粉さん。音大出身という経歴を持ち、クラシック音楽に関する知識量はりゅーとぴあ随一!今回はそんな中粉さんと共に、夏の注目公演「ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団」演奏会の魅力に迫ります。

力強さと荘厳なハーモニーで聴く人を包み込む、素晴らしいオーケストラ。

 

―“ベルリン”ということは…、ドイツのオーケストラですか?

中粉さん:その通りです。「ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団」は、“コンツェルトハウス”という劇場を拠点に活動するオーケストラで、1952年の楽団創立以来名だたる指揮者たちと共演を重ねてきたドイツ屈指の名門。ドイツらしい力強さと美しくも荘厳なハーモニーで聴く人を包んでくれる、素晴らしいオーケストラです。新潟に来ると決まった時は大興奮でしたね。

 

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©Marco Borggreve

 

―気になる今回の指揮者は誰なんですか?

中粉さん:オーケストラが世界的なら、指揮者ももちろん世界的でないと!今回登場するのは、大巨匠エリアフ・インバルという指揮者です。今年83歳になるマエストロですが、“真の実力者”とも評される、指揮者界で“この上なし”の存在です。2001年からの5年間、「ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団」で首席指揮者を務めていたので、オーケストラとは気心知れた仲ですね。

 

―それは素晴らしい演奏が期待できますね。マエストロ・インバルがそこまで高い評価を受けている理由は、一体何なのでしょう?

中粉さん:若い頃から指揮者としての才を認められていたインバルは、有名オーケストラを数多く指揮し名声を高めました。そしてその地位を不動のものとし、また、彼を語る上で欠かせないと言われているのが「楽曲研究」です。演奏する曲の時代背景やメロディー、ハーモニーの構造分析を徹底して行い、その内容の素晴らしさにおいて右に出るものはいないでしょう。

 

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©Sverdlovsk State Philharmony

 

―今回の演奏会では、どんな曲が演奏されるのでしょうか?

中粉さん:マーラーの最高傑作「交響曲第5番」を演奏します。先ほどマエストロ・インバルは「楽曲研究」の権威であるとお話ししましたが、彼が最も熱心に研究を行い、評価を受けているのが、このマーラーが作曲した作品に関してなんです。つまり今回は、世界の大巨匠が得意とする作品を聴けるというわけですね。

 

―ズバリ、中粉さん的聴きどころは?

中粉さん:「交響曲第5番」は、とにかく壮大!マエストロ・インバルはこの曲を“宇宙”と表現していますが、この世の森羅万象を音楽で表現したような…それくらいの壮大さがありますね。たった一本のトランペットのファンファーレから始まる第1楽章。大編成の弦楽器、管楽器の轟音が嵐のように押し寄せる、第2・第3楽章。うって変わって、ハープと弦楽器の美しいハーモニーが響き渡る第4楽章。そして、第5楽章。フィナーレにふさわしい華麗なサウンドで、駆け抜けるようにフィニッシュします。演奏時間1時間を超える超大作です!

 

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―マーラーの交響曲の前には、ドイツを代表する作曲家・ワーグナーが手掛けた「楽劇『トリスタンとイゾルデ』から“前奏曲と愛の死”」が披露されます。

中粉さん:クラシック音楽ファンの間で人気の高い曲目ですし、ドイツ音楽の帝王の傑作をドイツ名門オーケストラが演奏するという点も注目ですね。

 

―マーラー作品研究の第一人者が指揮する、マーラーの傑作交響曲。ドイツ屈指のオーケストラが奏でる、ドイツの楽劇王・ワーグナーの名曲。どちらも絶対に聴き逃せないですね!

中粉さん:そうなんです。全世界のクラシック音楽ファン垂涎のプログラムを、この夏、りゅーとぴあで聴くことができます!そしてこの新潟公演…、なんと日本ツアー初日です!これを逃すと次はいつ聴けるか分からないというスペシャルな演奏会で、さらには指揮者もオーケストラも気合十分なツアー初日公演。皆様のご来場をお待ちしています!!

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