「新人ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.4
【7月18日・団員人生最後の練習日】
ジュニア音楽教室は高校3年生の定期演奏会で卒団となります。ジュニア邦楽合奏教室も今年は4名の卒団生がいます。一番長い子は10年も当教室で過ごしています。18日は、団員として参加する最後の練習日となりました。
私も8年間、ジュニアオーケストラで過ごし卒団を迎えましたが、卒団の日は「来週から練習ないんだな~」と。毎週りゅーとぴあや音楽文化会館に通っていた日がすっぽり空いた、なんとも言えぬ不思議な感覚だったことを覚えています。今振り返ると、ジュニア音楽教室で過ごした時間は長いようで短いものでした。楽しいことや辛いこと、悔しくて家で泣きじゃくったこともありました。子ども時代のほとんどを過ごしたジュニア音楽教室は、まさに「青春」だった気がします。今年の卒団生は、どんな気持ちなのでしょうか。
今年は、合奏とはまた違った魅力の「箏の独奏」が聴けます。箏から2名の団員が卒団しますが、1人ずつ独奏します。りゅーとぴあコンサートホールで独奏ができる機会も豪華で、一生に一度の経験となるでしょう。
「独奏は緊張しないの?もうすぐ卒団だけどどういう気持ち?」と聞いたら、「最後の定期演奏会だし、やるしかない!」と、心が決まった答えが返ってきました。さすがは卒団生。演奏も決意どおりのしっかりとした芯のある音で、高校生とは思えぬ、素晴らしい音でした。
4名の卒団生が団員として演奏する最後の姿。これも定期演奏会の見どころです。是非コンサートホールで応援してください!
Who’s 新人ほねこ?
新潟市出身の25歳。好きな食べ物は「塩むすび」と「笹団子」。
子ども時代は新潟市ジュニアオーケストラ教室でバイオリンを演奏していたひとり。