「2年目ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.10
【合奏練習始動!!大きく変わるきっかけとなった曲!?~越後のこども唄~】
6月に入り、定期演奏会に向けて普段の楽器別レッスンに加え、合奏練習が始まりました。初級合奏や中級合奏など、各クラスに分かれて練習をしています。
今回は、中・上級合奏練習の様子をご紹介します!
中・上級合奏では、ただ楽器を弾くだけではなく、自分の「出す音」にこだわることを意識した練習をしています。
楽譜に書いてある「dolce(ドルチェ)」。甘く、柔らかくという意味を持つ演奏記号です。しかし、箏で弾くドルチェも、尺八で奏でるドルチェも全く違います。曲の情景や掛け合いの楽器に合わせて、「どんな音を出し、どのように弾きたいか」に悩みながらも自分たちの出したい音を追求している姿が見られました。
今年の中・上級合奏の演奏曲は「越後のこども唄」です。この曲は新潟市ジュニア邦楽合奏教室のために作られた曲(委嘱曲)のひとつ。自分たちの教室のための曲があることに驚きですよね。
曲の中では、誰もが耳にする童謡「かくれんぼ」や「あんたがたどこさ」などが登場しますが、メロディを1拍ずつずらして奏でたり、箏と三味線の合いの手合戦など、今までに聴いたことがないようなかっこいい音色で聴こえてきます。童謡という概念が覆されるリズミカルで迫力満点の演奏にぜひ注目してください。
また、初演した2005年から何度かこの曲を演奏していますが、演奏するたびに成長するきっかけを与えてくれる大切な曲です。今年は、どんな飛躍が見られるのか楽しみです。新たなジュニア邦楽合奏教室にご期待ください!
Who’s 2年目ほねこ?
新潟市出身。好きな食べ物は「塩むすび」と「笹団子」。
子ども時代は新潟市ジュニアオーケストラ教室でバイオリンを演奏していたひとり。
音楽企画課スタッフ&ジュニア邦楽合奏教室の担当として2年目を迎え、4月からは
後輩の「おこぜちゃん」ができました。