「3年目ほねこ」のジュニア邦楽日記 vol.15【カレーライスで一致団結!?】
7月23日(日)に開催した第28回定期演奏会に先駆け、結束力を高めるために夏季集中合宿を実施しました。コロナ禍以降、3年振りの開催となる夏季集中合宿を団員たちは存分に楽しみました。今回はその様子をお届けします。
通常の合奏練習に加えて、定期演奏会に向けてのとおし練習(定期演奏会の流れを確認する練習)、高校生の団員が考えたレクリエーション、そして野外炊飯と充実の2日間となりました。
合奏練習を終えたあと、「だるまさんがころんだ」「はないちもんめ」「風船バレー」で体を動かしました。ただ、遊んでいるだけではありません!実はこれも楽曲理解のひとつです。定期演奏会の演奏曲『あそびのおと』には、「だるまさんがころんだ」「はないちもんめ」などのメロディが登場します。実際に遊び、リズム感や遊びのルールまでもが演奏の表現力に活かされるのです。団員たちは、勝敗の嬉しさや悔しさ、時間があっという間に過ぎてしまう(まだ家に帰りたくない、遊んでいたい…)という実際に感じた気持ちを音に表現していきます。
夕飯は今回の合宿のメインイベント、野外炊飯でカレー作りをしました。薪に火をつけたり、飯盒でお米を炊くことが初めての団員もいたようです。楽器も学年も違うチームに分かれカレー作りをしました。
仲間と協力して0(ゼロ)から何かを一緒に作り上げることは、カレーでも音楽でも基本は同じです。高校生と小学生が協力して火をおこしたり、カレーを盛り付けたり、皿洗いをしたり…洞察力や観察力、主体性、積極性など、夏季集中合宿を通して養いました。
団員たちの成長は凄いもので、たった2日間一緒に過ごすだけで一気に結束力が高まりました。結束力が高まると不思議と音の表現力や合奏のまとまりが出て演奏技術の向上にもつながります。
野外炊飯の様子。先生たちも大活躍!!
第28回定期演奏会は終わりましたが、ジュニア邦楽合奏団の活動はまだまだ続きます。今後の活動もぜひご期待ください!!
Who’s 3年目ほねこ?
新潟市出身。好きな食べ物は「塩むすび」と「笹団子」。
子ども時代は新潟市ジュニアオーケストラ教室でバイオリンを演奏していたひとり。
音楽企画課スタッフ&ジュニア邦楽合奏教室の担当として3年目を迎えました。
後輩の「おこぜちゃん」といっしょに日々奮闘中。
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