こんな「ハイジ」は見たことない!力いっぱい生きる「ハイジ」の姿に感動しよう!
(左)若月向日葵さん (右)早川杏さん
―― りゅーとぴあの子どもの劇団APRICOTのメンバーお二人に話をお聞きします。いよいよ8/10(金)から、APRICOTによる2018年の夏季公演「ハイジ」が開演しますね。お二人の役どころは?
早川さん 私はハイジ役を演じます、早川杏(はやかわ あん)です!
若月さん こんにちは。ハイジの叔母・デーテ役で、パフォーマンスリーダーの若月向日葵(わかつき ひまわり)です。よろしくお願いします!
―― まずはAPRICOTについて簡単に教えてください。
若月さん アプリコットは2001年に正式にスタートしたりゅーとぴあの子どもの劇団で、小学4年生から高校生までの約50人の子どもたちが在籍しています。専門の先生による週3回のレッスンを受けながら、年2回、夏と春に舞台を創って発表しています。
―― 「ハイジ」といえば3月にも公演がありましたね?
早川さん そうなんです!今年3月に、トライアル公演として、ハイジ全編の中から3つのシーンを抜き出して上演しました。本当にたくさんのお客様にご来場いただいて、終演後に「感動したよ」とか「夏も必ず観にいくね」と声をかけてもらい、とても嬉しかったです!
若月さん APRICOT公演は、春と夏で違う演目を上演するのが通常なのですが、今年は春と夏に同じ演目(ハイジ)を上演します。物語自体のボリュームが大きいこともありますが、「1年かけて創るぞ!」という気合の入った作品なんです。
APRICOT2018春季公演『ハイジ』-スタジオ・トライアル-より
―― 他にもトライアル公演と違うところはありますか?
若月さん 今回はシーンの抜粋ではなくフルバージョンなので、登場人物の気持ちや情景をより丁寧に描くことができていると思います。そして何より、会場の大きさが全く違います。トライアル公演に比べて何倍も大きな会場なので、空間の埋め方、体の使い方、声の届け方、、色んなことが変わってきます。
早川さん 劇場はとっても広い空間なので、舞台美術も登場します。実は、私たちもまだ見ていないのですが、水玉や白黒の“何か”や、キラキラした“何か”が出てくるそうです!早く見たい…!
それと、衣裳もバージョンアップしていて、私は劇中に6回も着替えます。早着替えをしなきゃいけなかったりと大変ですが、衣裳さんが心を込めて創ってくださった衣裳をたくさん着れるのはすごく嬉しいです!
APRICOT2018春季公演『ハイジ』-スタジオ・トライアル-より
―― 演じる上で気をつけていること、大切にしていることはありますか?
早川さん ハイジがアルムの山へ行った時が5歳で、フランクフルトで生活するころは8歳です。私より小さいのに、自分の置かれている環境で精一杯生きるハイジのけなげな姿に私は感動して、元気をもらっています。そんな姿を皆さんにも感じてもらえるように、ハイジになりきって頑張ります。
若月さん 私は役の気持ちをしっかり代弁することを大切にしています。私の演じるデーテという役は、人によってはちょっと強引だし自分勝手な人なんじゃないかなぁと思われるかもしれませんが、言葉の裏にある本当の彼女の想いを、彼女の代わりにお伝えしたいと思っています。
―― 改めて作品の見どころを教えてください。
早川さん ハイジに出てくる登場人物たちは、一人ひとりがとっても魅力的なキャラクターなので、ぜひ注目してほしいです。それから、APRICOTの作品は音楽や歌も素敵なんです。今度の夏季公演は生バンドによる演奏なので、迫力がありますよ!
若月さん 演出家・振付家が初タッグを組んだ今回のハイジ。今までなかったポップな曲調に合わせて、がっつり踊るダンスナンバーもあります。いつもと違うAPRICOTを観てもらえると思います!
―― 最後にHPをご覧の皆様にメッセージをお願いします。
若月さん この夏、誰も見たことのないハイジがやってきます。今年は新潟まつりと日程がかぶってしまったのですが、APRICOTの舞台では、一人ひとりが“花火”のように輝きます!
この公演は4歳以上からご入場いただけます。子どもから大人まで一緒に楽しめる舞台なので、ぜひご家族でご覧ください。
早川さん ハイジはその優しさや前向きさで、出会うすべての人を励まし、背中を押してくれます。わたしたちも、この舞台を観てくださった全ての方が元気になれるように、精一杯頑張ります。りゅーとぴあの劇場でお待ちしています!
若月さん・早川さん ぜひ観に来てください!