【四畳半スタジオ 出演】心に響く!家族で楽しめる日本語オペラ『ロはロボットのロ』
遠藤麻理さんがパーソナリティをつとめる人気ラジオ番組「四畳半スタジオ」にりゅーとぴあ音楽企画課の伊藤さんが出演してきました!今回は11月28日(日)に開催する、オペラシアターこんにゃく座 オペラ『ロはロボットのロ』をご紹介。日本語の分かりやすい歌がふんだんに使われているオペラで、子どもはもちろん大人も楽しめます。笑いあり涙ありの「友情」と「冒険」と「感動」のハートウォーミングストーリー!
こんにゃく座?いかにも力の抜けてしまいそうな劇団名の由来とは…?
遠藤さん:こんにちは!お元気そうですね~。
伊藤さん:ありがとうございます!おかげさまで!突然ですが遠藤さんは「オペラ」を生で見たことがありますか?
遠藤さん:はい!たぶん、椿姫か、蝶々夫人…どっちかです!(笑)
伊藤さん:有名どころですね!「オペラ」というと、圧倒的声量のオペラ歌手がいて、オーケストラが演奏して、照明や衣装、演出にも凝っていて「総合芸術」なんて言われていますが…。
今日紹介する公演は、オペラはオペラですが、もっと肩の力を抜いて、子どもも大人も一緒に楽しめる、オペラシアターこんにゃく座のオペラ「ロはロボットのロ」という作品なんです。
遠藤さん:こんにゃく座と聞いてホッとしました(笑)いかにも力が抜けていそうですね。
伊藤さん:そうですね!こんにゃくって聞くと日本にしかない食品かなと思うんですけれども(笑)
このオペラシアターこんにゃく座は、今年が創立50周年で、今までにオリジナルの日本語のオペラをたくさん作っている団体なんです。りゅーとぴあでも毎年のように、いろいろな作品を上演しています。
そして、この劇団名の由来ですが、東京藝術大学で長年必須科目だったという、「こんにゃく体操」からきているそうです。
遠藤さん:必須科目に「こんにゃく体操」…さすが東京藝術大学って感じがします(笑)
伊藤さん:ちょっと面白い名前ですよね(笑)
誰でもかんたんに、決してがんばらずに、究極にカラダをゆるめることができる体操で、こんにゃく座さんもその体操を取り入れて活動しているんです。
自然にすーっと耳から入って、心にじんわり響く…圧倒的な歌唱力!
遠藤さん:今回上演するのはどんな作品なんでしょうか?
伊藤さん:一言で言うと…SFファンタジーオペラです!
遠藤さん:じゃあ、スターウォーズのC-3PO みたいなロボットが出てくるとか?
伊藤さん:出てきたら面白いですよね(笑)チラシの裏面に出てくるロボットの写真を見てみると、実はあんまりロボットぽくない…。
遠藤さん:そうですね…ヒトに見えますね。
伊藤さん:かなりよくできたヒト型ロボットで、パン作りをするロボットの「テト」が主人公になります。この「テト」が故障してしまって、博士に直してもらうための旅にでるお話なんです。途中で出会った「ココ」という女の子との心温まる友情や、こわーい魔女やわがままな女王、悪い家来なんかも出てきて、途中ハラハラドキドキしてしまうところもあります。
遠藤さん:オペラだから歌もふんだんに取り入れてあるんですよね?
伊藤さん:はい。セリフはほとんど全部が歌になって。
遠藤さん:全部!?
伊藤さん:はい、ほぼほぼ歌になって、音楽でお話が進んでいきます。歌で会話したり、みんなで合唱したりこの作品、1台のグランドピアノがオーケストラに負けないくらい、いろいろな音を出して、登場人物のうれしさや悲しさや悔しさ、そして喜びを表現します。
ここで少し聴いてみますか?オペラの冒頭で主人公テトが歌う「ぼくはロボットです」という歌です。
~「ぼくはロボットです」がスタジオに流れます~
遠藤さん:なんか、すごく分かりやすいです(笑)
伊藤さん:分かりやすいですよね(笑)この曲はもうロボットの苦手なところを言っていくんですけれども、得意なのは「パンをつくること」って自己紹介しているんです。なかなか面白いはじまりですよね。
遠藤さん:やっぱり、当たり前ですけど歌が上手ですね。
伊藤さん:そうなんですよ。
こんにゃく座のいい所は、まず歌が圧倒的にうまくて、でもこう威圧的な感じではなく、自然にすーっと耳から入って、心にじんわり響く感じがいいんです。もちろん歌詞の発音にもとてもこだわっていて、普通の会話をしているように発音しているので、聞き取りやすくストーリーもよくわかります。やっぱり言葉が聞き取れないとつまらなくなってしまいますからね。
遠藤さん:オペラの公演でよく舞台の脇で字幕が流れると思うんですが、そこばかり見てしまって、肝心なところが見えなくなってしまうじゃないですか。
伊藤さん:そうですよね。そういう心配もない、日本語ですすむオペラなので歌も演じているところも楽しめると思います。
観終わったらきっと、ついつい口ずさんでしまう。気軽に楽しめるオペラ作品
遠藤さん:これいいですねぇ。しかも4歳から入場可!
伊藤さん:そうなんです。こういう内容ですので、小さいお子さまも十分に楽しめると思います。
あと、「笑い」が散りばめられていて、なかなかセンスのい良いダジャレとかギャグがあって、大人でも思わず吹き出してしまうと思います(笑)。
遠藤さん:なるほど。見どころいっぱいの公演ですね。伊藤さんは見たことはあるんですか?
伊藤さん:はい、りゅーとぴあでも過去に2回この作品を上演していまして、毎回、大笑いして、ちょっと涙ぐんで…見終わった後に、楽しかったなぁ、と懐かしく清々しい気分になったりとか。
あと、劇中で歌われる「テトのパンはあ。あいうえおのあ!」という歌がなんとも耳に残って、素敵な歌がたくさんあるので、帰り道で思わず口ずさんでしまうと思いますよ。
遠藤さん:お子さんと一緒に行ってね、帰り道一緒に歌いながら帰るのもいいですね~!
しかも、オペラってチケットが高いイメージがあるんですけど、価格もお手頃で贅沢ですね!
伊藤さん:オペラシアターこんにゃく座「ロはロボットのロ」をりゅーとぴあで上演するのは今回で実は3回目となります。りゅーとぴあのスタッフの中にもファンが多いイチオシの作品です。
たとえば、上質な絵本というのは子どもだけでなく、大人が読んでも、何か得るものがあると思います。
この「ロはロボットロ」も、子どもだけでなく大人も一緒に楽しめて、作品の内容について一緒に考えたり、感想を言い合ったりできる、本当に素敵な作品です。
ぜひこの機会に多くの方からお楽しみいただければと思います。
この文章は10月13日(水)13:40頃から放送されたBSNラジオ「四畳半スタジオ」の会話をもとに作成・編集しています。実際のラジオ放送は、ラジオアプリ「Radiko」からも視聴できます。ぜひ、お二人の楽しい会話を聞いてみてください!(タイムフリーで視聴可能な期間は、放送日より1週間以内です。)
オペラシアターこんにゃく座 オペラ『ロはロボットのロ』
開催日時:2021年11月28日(日)13:30 ~ 15:40(開場 13:00)
※この公演は国および新潟県、新潟市のガイドラインに基づき、客席制限は行わずに開催いたします。
会場:劇場
チケット:全席指定 3,000円
子ども(4歳~高校生) 2,000円
※4歳から入場可
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