1コイン・コンサートの出演者がりゅーとぴあに到着しました!
4月13日(木)開催「りゅーとぴあ・1コイン・コンサートvol.88 荘厳な響き“オルガン”」出演者の勝山雅世さんが本日会場入りしました!
通常、音楽の公演ではアーティストが会場入りするのは前日か当日。ですがオルガンだけはもう1日早く来てもらいます。オルガンは鍵盤を押せば音が出るわけではなく、本番前の準備が必要な楽器だからです。
どんなオルガンも複数の音色を持っているのですが、コンサートホールに置かれるような大型のオルガンは、1台でオーケストラの曲が演奏できるほどたくさんの音色を備えています。りゅーとぴあの場合は69種類。その無数の音色の中から使う音色を選び、色を混ぜるように音を組み合わせて新しい音色を作ります。この作業を「レジストレーション」と呼び、演奏する曲の作曲者や時代によって、また演奏者のセンスによって組み合わせを変えます。実際の作業は、オルガニストはまず演奏席で音の組み合わせを作ります。そこから客席へ走り、アシスタントに1~2小節程度弾いてもらって音色の響きやバランス・音量をチェックし、また演奏席に戻って音色を組み変えて調整…そんな地道な作業を繰り返します。オルガンの演奏席とホール客席とでは音の聴こえ方がまったく違うため、オルガニストはホールの端から端へ、何度も行ったり来たりします。りゅーとぴあのコンサートホールの場合、この往復だけでもかなりの運動量ですね。
本日の午後に到着された勝山さん、いらしてすぐにアシスタントをつとめる専属オルガニスト・山本真希さんと打ち合わせを行い、さっそくレジストレーションに取りかかりました。りゅーとぴあの大オルガンでどんな音色を作りあげてくださるのか、今から期待が高まります。
白山公園の桜もそろそろ満開を迎えます。お花見がてら、ぜひコンサートホールへお越しください。4月13日(木)11時30分開演です!