防災訓練を実施しました!
りゅーとぴあでは年2回の防災訓練を実施しています。
職員だけでなく、レセプショニストや清掃スタッフ、防災センター職員など、りゅーとぴあに関わるすべてのスタッフが一丸となって実施するこの訓練、毎回真剣に取り組んでいます。
たとえば日曜日の昼間。
コンサートホール、劇場、能楽堂、すべてのホールにお客様がいらっしゃる時に、火災報知器が鳴り響いたら?
たとえば平日の夜。
スタジオAで市民合唱団が練習している時に、地震が起きてしまったら?
りゅーとぴあは、曜日や時間帯によって館内にいらっしゃるお客様の人数が大きく異なります。
少なければ数十名、多い時は数千名以上。
お客様が何人いらしても、館内にスタッフが何人いようとも、どんな状況でも災害に対応できるように、日頃の訓練が欠かせません。
ということで、参加者全員が緊張感を持って臨むりゅーとぴあならではの防災訓練。その様子をご紹介します。
今年度1回目の防災訓練は、10月下旬に行われました。
年明け早々に発生した能登半島地震の教訓を活かすべく、最新のハザードマップを用いた知識の共有からスタート。
りゅーとぴあ周辺への津波到達速度や予想深度などの情報を元に、津波警報・注意報が発令された場合の対応を確認します。
その後、ロールプレイング形式で地震発生時のセクションごとの非常対応を再確認しました。
今回の訓練における想定は「劇場の公演中に地震が発生。新潟市中央区は震度4」。舞台技術スタッフと公演主催者、りゅーとぴあ職員が臨時で立ち上げる防災本部、この二者がそれぞれどのような対応をするべきか、指名された職員が模範として参加者の前で実演しました。その一連の流れについて解説を交えつつ、やるべきことを全員で共有しました。
日頃は事務仕事に従事する職員も、非常時には役割を担う可能性があるため、誰もが真剣に実演を見つめます。
続く火災対応訓練では、実際に消防へ通報する訓練のほか、迅速に館外へ脱出するための避難経路を全員で歩きました。
写真では明るいのですが、非常時には真っ暗なこの通路。お客様を安全に避難誘導するにはどうするべきか、考えながら見て回ります。
最後は、水消火器での消火訓練を。
火災は初期消火の対応次第で被害を最小限に抑えられるため、全員が体験しました。
今回ご紹介した訓練はあくまでも一例です。
非常放送を使用し全館での避難を実際に行う避難訓練や、様々な災害想定であらゆる役割を経験するロールプレイング形式の机上訓練など、多彩な訓練を行っています。
りゅーとぴあで過ごす時間を、誰にとっても安心で安全なものにするために。
スタッフ一同、これからも地道な訓練を重ねていきます。