『マクベス』
イベント内容について
作品みどころ
一見意外なこの組み合わせから、新しい可能性を切り開いたのは「和」のイマジネーションである。能舞台という「何もない空間」では、基本的にセットも照明も使えない、頼れるのは役者の肉体だけである。――しかしそれこそが成功の鍵を握る。
シェイクスピアの世界、その言葉には、豊かなイマジネーションが溢れている。具体的、具象的な表現を用いずとも、或いは用いないからこそ、その世界の中を自由にはばたくことができるのだ。歌舞伎の世界で研鑚をつんできた栗田芳宏の演出と、叙情性溢れる宮川彬良の音楽のもと、輪郭のくっきりとした「和」の様式性と、柔らかなリアルな表現が、不思議な融合を見せてそのイマジネーションを実現する。
「和」のイマジネーション、 それこそが、現代にマクベスの悲劇を蘇らせるのだ!
ストーリー
スコットランドの武将マクベスは、反乱軍征伐の帰途、荒野で三人の魔女に出会い、やがては王になるとの予言を受ける
魔女たちの言葉、すなわち王位への望みの虜となっていくマクベスは、激しい気性のマクベス夫人につき動かされ、ついに、身内でもある徳高い王、ダンカンをその手にかける
罪を隠し王位にのぼりつめたマクベスは、その地位を失うことへの恐怖から、ともに予言を受けた、高潔な武将バンクォーを罠にかけ暗殺するが…
更なる不安にかられたマクベスは魔女たちのもとに赴き、新たな予言を受ける
…女から生まれた者にマクベスを倒すことはできない バーナムの大森林がダンシネインの丘に向かって動かぬうちは、マクベスは敗れない…
魔女の予言の虜となったマクベスが暴虐を尽くすなか、ダンカンの正当な継承者、マルカムがイングランドで兵を起こしマクベスによって妻子を惨殺された武将マクダフとともにスコットランドへ攻め上るその時、バーナムの森が…!
キャスト/スタッフ
出演/河内大和、名和和嘉子、荒井和真、田部寛之
樺澤良、谷垣茂彦、山賀晴代、石田有希子
田島真弓、横山道子、塚野夢美、横山愛、塚野星美、岡田光恵
栗田芳宏
ピアノ/宮川彬良
太鼓・鳴物/親松 仁
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
作詞:岡本おさみ
演出:栗田芳宏
音楽:宮川彬良
仮面・小道具:後藤信子(ロマネスク工房)
衣裳:畑山ゆか
ヘアメイク:佐藤 圭
製作:りゅーとぴあ(新潟市民芸術文化会館)
主催:(財)新潟市芸術文化振興財団・TeNYテレビ新潟
公演情報
新潟公演:りゅーとぴあ・能楽堂
2004年5月23日(日)~30日(日)
主催 (財)新潟市芸術文化振興財団・TeNYテレビ新潟
東京公演:銕仙会能楽研修所
2004年6月5日(土)、6月6日(日)
主催 (財)新潟市芸術文化振興財団
トライアル公演「マクベス」
出演/河内大和、福島美穂、荒井和真、鈴木則子、谷垣茂彦、山賀晴代
田島真弓、横山道子、塚野夢美、住田彩、塚野星美、岡田光恵
栗田芳宏
りゅーとぴあ・能楽堂
2003年12月25日(木)~27日(土)
関連作品
[出演]
市川右近、市川笑也、藤間紫 他
[公演]
新潟・東京・名古屋・大阪
※新潟市政令指定都市移行 記念公演
[出演]
市川右近、市川笑也、菅生隆之、藤間紫 他
[公演]
新潟・東京・高知・大阪・福岡
お問い合わせ
-