『春の雪』

『春の雪』チラシPDF
演劇終了財団主催

物語の女たちシリーズ 第5弾『春の雪』~禁断の恋、聡子~

開催日時
2013年12月15日(日)
14:00 ~(開場 13:30)

2013年12月16日(月)
14:00 ~(開場 13:30)
会場
能楽堂

チケット料金・お申し込み

チケット
全席指定 : 5,500円
お得な情報
-
サービス情報
-
主催
公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
N S T
お問い合わせ
-

イベント内容について

若尾文子による三島由紀夫

三島由紀夫の「春の雪」という作品のリーディングを企画したとき、若尾文子さんが浮かびました。それは三島由紀夫という存在が、若尾さんの中でもっとも純化された形で生きていると思ったからです。そして、三島由紀夫の思いがもっとも純化された作品が「春の雪」です。
手に触れるとたちまち消えてしまう、それほどはかない、淡い春の雪・・・
その雪に、人の一生が重ねられている、それが春の雪の世界です。
「豊饒の海」完。
昭和四十五年十一月二十五日

三島由紀夫はこう記して、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地に赴き、割腹自殺しました。
この世に舞い降りたひとひらの雪のように消えていこうと、したのでしょうか。

若尾文子の「春の雪」はそのような思いが重ねられた舞台となることでしょう。

笹部博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)

三島由紀夫、最後の長編にして「究極の小説」を、若尾文子が物語る。

若尾 文子(わかおあやこ)

『春の雪』の画像

東京都出身。1952年、大映株式会社東京撮影所に入社。「死の街を脱れて」でデビュー。以降、溝口健二、小津安二郎、増村保造、川島雄三ら日本を代表する監督の作品で主演、その数は250本を数える。1962~64年にキネマ旬報ブルーリボン賞、日本記者会、NHK等の映画賞の主演女優賞を多数受賞。68年東京放送「クラクラ日記」でテレビに初出演。70年には『雪国』(芸術座)で初舞台を踏み、以降、帝国劇場、日生劇場、明治座、御園座など大劇場の公演で主演をつとめた。また、86年にはフランス・ナント映画祭で「若尾文子週間」が開催された。2004年初演(05年再演)の『ウエストサイドワルツ』で翻訳劇に初挑戦。ひき続き07年にノエル・カワードの作品『セレブの資格』にも出演。08年には石井ふく子演出の『華々しき一族』に主演し好評を博した。近年の主な出演作として、「女の人さし指」(11年)、「明日の幸福」(13年・三越劇場)など。またテレビではNHKの大河ドラマ「新平家物語」「元禄太平記」「赤ひげ」「武田信玄」「武蔵」に出演するほか、NHK連続テレビ小説「おひさま」(11年)ではナレーションも担当。またTBS「こけこっこー!」「おはよう」、フジテレビ「平岩弓枝ドラマシリーズ」、テレビ朝日「冬の花・悠子」「櫂」「みずきの花匂うとき」などがある。また、ソフトバンクのCMに出演中。

三田村 邦彦(みたむらくにひこ)

『春の雪』の画像

1953年新潟生まれ。中学時代から演劇に憧れ、高校卒業後、劇団青俳養成所を経て劇団青俳に所属。1977年、主演映画『限りなく透明に近いブルー』でデビュー。主な出演作に、シリーズABC『必殺仕事人3』NTV『太陽にほえろ!』NHK『壬生の恋歌』TBS連続ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』テレビ朝日『将軍家光忍び旅』など、数々の連続ドラマ・映画に出演。他、2時間ドラマシリーズフジテレビ金曜プレステージ『京都祇園入り婿刑事事件簿』、テレビ朝日土曜ワイド劇場『殺人スタント』など。読売テレビ『週刊えみい SHOW』にレギュラー出演、視界としても活躍。現在テレビ大阪『おとな旅・あるき旅』にレギュラー出演中。2011年3月、横浜ランドマークホールにて、ジェームス三木氏、作・演出による「存在の深き眠り」に、七瀬なつみさんと出演し、好評を博す。

原作:三島由紀夫「春の雪」豊饒の海 第一巻(新潮社刊)より
上演台本:笹部 博司(りゅーとぴあ演劇部門芸術監督)
演出:石井ふく子
音楽・尺八演奏:藤原 道山
企画・制作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 シーエイティプロデュース

演出 石井 ふく子(いしいふくこ)

東京女子経済専門学校卒業後、新東宝の女優などを経て、1950年に日本電建宣伝部入社。1961年、プロデューサーとしてTBS入社。「肝っ玉かあさん」「ありがとう」「女と味噌汁」「カミさんと私」「おんなの家」「ぼくの妹に」「はじめまして」「家族」「道」「愛」「心」「出逢い」など数々のホームドラマをヒットさせる。近年は、「渡る世間は鬼ばかり」のプロデューサーとして活躍。ドラマづくりのかたわら、舞台演出も手がけ、「唐人お吉」「妻たちの鹿鳴館」「夢千代日記」他、多数の作品を演出。プロデューサーとして数々の賞を受賞するほか、1989年には紫綬褒章を受ける。著書に「心におしゃれを」「お蔭さまで」「思い出かくれんぼ」等。

音楽・尺八演奏 藤原 道三(ふじわらどうざん)

『春の雪』の画像

尺八演奏家。10才より尺八を始め、人間国宝・山本邦山に師事。東京芸術大学大学院音楽研究科修了。2001年アルバム「UTA」でCDデビュー。以来、これまでに10周年記念ベストアルバム「天-ten-」、山本邦山作品集「讃-SAN-」、ウィーンにてレコーディングを行ったシュトイデ弦楽四重奏団との共演アルバム「FESTA」他計12枚を発表。2007年、チェロ(古川展生)、ピアノ(妹尾武)とともにユニット「KOBUDO-古武道-」を結成。アルバムを4枚制作し、コンサートツアーを行う。その他、ソロ活動では、映画「武士の一分」ではゲストミュージシャンとして音楽に参加。「敦」(中島敦原作/野村萬斎演出)、「ろくでなし啄木」(三谷幸喜作・演出)、日英共同制作ダンス作品「鶴」(ウィル・タケット演出/振付、首藤康之主演)などの舞台音楽も手がける。http://www.dozan.jp

公演スケジュール

東京公演

2013年11月19日(火) 15:00開演(開場14:30)
2013年11月21日(木)・22日(金) 13:00開演(開場12:30)
三越劇場
(東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店本館6階)
主催 公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団
全席指定 6,500円

兵庫公演

2013年11月26日(火) 14:00開演(開場13:30)
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール(兵庫県西宮市高松町2-22)
主催 兵庫県 兵庫県立芸術文化センター
全席指定 4,000円

名古屋公演

2013年12月3日(火) 14:00開演(開場13:30)
名古屋能楽堂(愛知県名古屋市中区三の丸一丁目1番1号)
主催 メ~テレ

新潟公演

2013年12月15日(日)・16日(月) 14:00開演(開場13:30)
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・能楽堂(新潟県新潟市中央区一番堀通町3-2)
主催 公益財団法人 新潟市芸術文化振興財団/NST
後援 新潟市/新潟商工会議所/新潟日報社
国際ソロプチミスト新潟・新潟西・新潟東(※東日本大震災復興支援に協力しています)
全席指定 5,500円

お問い合わせ

-