『檀』
イベント内容について
朗読でも演劇でもない、映像より映像的な時空間へ
「檀」は「火宅の人」で知られる作家檀一雄の未亡人・ヨソ子に、沢木耕太郎が一年に渡ってインタビューを重ね、夫・檀一雄についてヨソ子の一人称で書かれたノンフィクションである。最後に夫人自身が思いもよらぬ感慨「檀は、わたしのすべてだった」に辿りついたのは、沢木の並々ならぬインタビュー力と人間力の賜物だ。
舞台にするため、原作の中に一切登場しない沢木の声を探り取り、沢木のヨソ子への取材をそのままドキュメンタルに再現することにした。
「夜の道を転げるように歩く夫婦」の晴れやかさが、見えるだろうか…。
幸運にも、両作とも願ってもないベストキャストが参集してくれた。すぐれた俳優のセリフだけで繰り広げられる、映像より映像的でドラマチックな時空間を楽しんでいただければ、と切に願う。
企画・台本・演出 合津直枝 (テレビマンユニオン)
悔いの深さ、愛の重さ
あらすじ
ノンフィクション作家・サワキは檀一夫の妻・ヨソコに一年余の綿密なインタビューを重ねる。取材の過程で、ヨソコは初めて私小説といわれる「火宅の人」を通読する。「そんなふうに思っていたんですか…」ヨソコは、戸惑い、激しく動揺する。しかし、サワキと語るうちに「私は【愛人に夫を奪われたかわいそうな妻】ではなかった」と、思いがけない感慨に辿りつく。
原作=沢木耕太郎
企画・台本・演出=合津直枝(テレビマンユニオン)
出演:中井貴一 宮本信子
美術:青木拓哉
照明:倉本泰史
音響:清水麻里子
衣裳:宮本茉莉
ヘアメイク:藤井俊二、山崎潤子
演出助手:平井由紀
舞台監督:北条 孝、加藤 高
制作協力:テレビマンユニオン
広報:高仲典子
制作デスク:小笠原京子、小川ちとせ
制作=高比良理恵、有賀美幸
プロデューサー:笹部博司
製作:りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館
【東京公演】
2016年7月19日(火)~24日(日)
7/19(火)19時~
7/20(水)19時~
7/21(木)15時~
7/22(金)15時~&19時~
7/23(土)15時~
7/24(日)15時~
草月ホール(東京都港区赤坂7-2-21)
料金:全席指定(税込)
S席/6,500円 A席/5,500円 B席/4,500円
主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
【新潟公演】
2016年7月27日(水)19:00開演
りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化振興会館・劇場
料金:全席指定(税込)5,500円、U25シート2,500円
主催:公益財団法人新潟市芸術文化振興財団、NST
【兵庫公演】
2016年7月30日(土)19:00開演
31日(日)14:00開演
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
料金:全席指定(税込)A席6,000円、B席4,000円
主催:兵庫県、兵庫県立芸術文化センター
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