春の能楽鑑賞会(観世流)

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古典終了財団主催

春の能楽鑑賞会(観世流)

開催日時
2017年4月16日(日)
12:30 ~ 14:40(開場 11:30) / 16:00 ~18:25(開場 15:30)
会場
能楽堂

チケット料金・お申し込み

チケット
S席 : 5,000円
A席 : 4,500円
B席 : 4,000円
U25(B席) : 2,000円
※25歳以下の方対象(未就学児を除く)。ご入場時に年齢がわかるものをご提示ください。りゅーとぴあのみの取り扱い。

*未就学児入場不可。(託児室有り)
*車椅子のご利用、難聴者赤外線補聴システムは事前にお申し出ください。
お得な情報
U25
サービス情報
託児所赤外線補聴システム車いす
チケット発売日
会員...2017年1月25日(水)
一般...2017年1月26日(木)
会員制度
会員制度について
チケット取扱い
りゅーとぴあ(オンライン・電話・窓口)
りゅーとぴあオンライン・チケット
りゅーとぴあチケット専用ダイヤル
025-224-5521(11:00-19:00/休館日除く)
◇オンライン&電話/発売初日11:00~
◇窓口/発売初日(会員先行・一般販売ともに)取扱いなし。残席がある場合には翌営業日11:00より取扱い開始
セブンチケット
新潟伊勢丹
文信堂CoCoLo万代
主催
公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
お問い合わせ
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025-224-5521(11:00~19:00/休館日除く)

イベント内容について

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戦の中の愛と別れをテーマに「平家物語」の能を連続上演!

日本人が愛し語り継いできた名エピソードの宝庫『平家物語』を題材とした二つの能を連続上演します。
義経への想いを“二人”の静御前が舞う美しい「二人静」と、前半では義経と静御前の別れ、後半では平家の怨霊との戦いと見どころ盛りだくさんの劇的な「船弁慶」を上演します。
いずれも『平家物語』の中でも有名なストーリーがギュッとつまった人気の能です。季節は、桜開花の春。お花見とあわせて日本の伝統芸能をご堪能ください。
 

<第1回>能「二人静」 12:30開演

義経を想い舞う美しき“二人の”静御前――

お話「能に見る平家物語の愛と怨念」 林 望
狂言「茶壺(ちゃつぼ)」 善竹十郎
能「二人静(ふたりしずか) 立出之一声」 遠藤和久 遠藤喜久

☆<第1回>は“リンボウ先生”こと作家の林望さんが解説に登場!

林 望(はやし のぞむ)

春の能楽鑑賞会(観世流)の画像

作家・国文学者。ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(日本エッセイスト・クラブ賞受賞)などエッセイ・小説で活躍するほか、『謹訳 源氏物語』(毎日出版文化賞特別賞受賞)『謹訳 平家物語』など日本文学や能楽関係の著作を多数刊行している。

<第2回>能「船弁慶」 16:00開演

義経と静の涙の別れ。弁慶と平家怨霊の対決――

仕舞「実盛(さねもり) キリ」 観世喜之
仕舞「千手(せんじゅ) クセ」 高橋康子
仕舞「藤戸(ふじと)」 永島忠侈
狂言「佐渡狐(さどぎつね)」 善竹十郎
能「船弁慶(ふなべんけい) 重前後之替」 遠藤和久 遠藤喜久

【出演者】

遠藤和久(シテ方観世流能楽師)

春の能楽鑑賞会(観世流)の画像

1959年生。長岡市出身の観世流能楽師・故遠藤六郎の長男。父、及び観世喜之に師事。1965年に「土蜘蛛」トモで初舞台。以降、千歳、乱、石橋、道成寺、安宅勧進帳などの習い演目を披歴。重要無形文化財総合認定保持者。長岡市在住。

遠藤喜久(シテ方観世流能楽師)

春の能楽鑑賞会(観世流)の画像

1962年生。長岡市出身の観世流能楽師の故遠藤六郎の次男。父、及び観世喜之に師事。1972年に「国栖」子方で初舞台。千歳、乱、石橋、道成寺、望月、安宅勧進帳などの習い演目を披歴。重要無形文化財総合認定保持者。東京都在住。

演目解説

狂言「茶壺」

栂尾(とがのお)で茶を買い求めた男が、酒に酔っぱらい道で寝てしまいます。すっぱ(詐欺師)が通りかかり、男が背負っている茶壺を盗もうとたくらみます。すっぱは茶壺の肩紐に手を通し、目を覚ました男に、茶壺は自分のものだと主張します。争う男とすっぱは、目代(代官)に判定を頼むことにしますが・・・。
男とすっぱが、判定のためお茶の産地などについて語り舞う相舞が、微妙にずれるのが狂言らしいおもしろさです。

能「二人静」

吉野の野辺で女が神職のいいつけで若菜をつんでいると、一人の男女が現れ、自分の供養のために神職に写経をしてくれるよう言伝を頼みます。里女は「疑う人があれば、あなたに乗り移って私の名を名のりましょう」と言い、消え失せます。驚いた女が神社に帰り、神職に話していると、女に霊が乗り移ります。女の霊が静御前であると知った神職は、舞を所望し、回向を約束します。宝蔵に収められていた静の舞衣裳を付けた菜摘女が舞い始めると、同じ衣裳を付けた静の亡霊が現れます。昔を懐かしむ二つの静の影が、舞いおさめ回向を頼むと、亡霊は消え、そこに立つのは我にかえった菜摘女ばかりでした。
静御前の亡霊と、亡霊が乗り移った「二人の静」が同じ衣裳で舞う相舞が見どころです。遠藤和久・喜久の兄弟能楽師による息の合った相舞を立出之一声(たちいでのいっせい)という変化のある演出でお楽しみください。

狂言「佐渡狐」

越後の百姓と佐渡の百姓が、年貢納めの上京の途中、道づれになります。越後の男が佐渡には狐がいないだろうと言うと、佐渡の男は狐はいると言い張り、奏者(取次役人)に判定してもらうことにします。狐を見たことがない佐渡の男は、奏者に賄賂を渡し狐の姿形を教えてもらいます。越後の男の狐についての質問に、佐渡の男は何とか答えていきますが・・・。
ご当地・新潟の登場人物たちによる、狐についての真剣で滑稽なやりとりが楽しい狂言です。

能「船弁慶」

兄・頼朝に追われた源義経は、弁慶らと共に摂津国(兵庫県)・大物浦(だいもつのうら)から西国に落ちようとしています。義経は慕ってついてきた静御前をさとし、都へ帰らせることにします。別れの酒宴で、静は舞を舞い、涙ながらに立ち去ります。やがて、義経一行が船出すると、にわかに激しい嵐になります。平知盛(たいらのとももり)をはじめとした平家一門の怨霊が海上に現れます。知盛の怨霊が薙刀(なぎなた)で義経に襲い掛かりますが、弁慶の祈りの力によって退散します。
静御前と義経との別離を描いた優美な前半から一転して、後半では平知盛の亡霊と義経一行との激しい戦いと、見どころ盛りだくさんで『平家物語』の名場面を楽しめる本作は、人気の高い名曲です。今回は、重前後之替(おもきぜんごのかえ)という難度の高い特殊演出でお楽しみいただきます。

 

ご案内

春の能楽鑑賞会(観世流)の画像

☆ロビーにお茶席が登場!
  (<第1回>開場時)

<第1回>公演の開場時間(11:30~12:30)では、ロビーでお茶席をお楽しみいただけます。公演前のひとときゆったりとお抹茶はいかがでしょうか。
【お抹茶(干菓子付)】500円

☆お花見とご一緒に
この時期、新潟市は桜の季節です。りゅーとぴあ周辺の白山公演や信濃川沿いのやすらぎ堤でもお花見をお楽しみいただけます。能楽堂(5階)ロビーからは、春霞のような桜並木の美しい眺めをお楽しみください。

 

◎関連企画「春能プレ講座」

公演の見どころを出演能楽師がお話や実演でわかりやすく紹介します。

【日時】2017年3月4日(土)13:30開演(13:00受付開始)
【講師】遠藤和久(観世流能楽師) 遠藤喜久(観世流能楽師)
【会場】りゅーとぴあ能楽堂
【参加方法】お申込み不要です。直接会場にお越しください。
【参加費】500円  ※「春の能楽鑑賞会」チケット購入者は無料になります。講座受付で公演チケットのご提示をお願いします。
【お問合先】りゅーとぴあ事業企画部 TEL.025-224-7000
 

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025-224-5521(11:00~19:00/休館日除く)