20分一本勝負の短編演劇大会！

県内外から全15団体が集結！ 今年もゴールデンウィーク3日間開催。 場外公演にポストトークと、盛り沢山！

今年もやって来ました「新潟劇王」！ 前身の「えんとつ王決定戦」からのリニューアルを経て、数多の挑戦者たちを迎え入れ、たくさんのご声援を受け、おかげさまで第4回を迎える運びとなりました。「新潟劇王」は、上演するだけではなく、お客様と審査員の投票により、一番面白い作品を決める短編芝居のフェスティバルです。第4回となる今回は、昨年新設された“敗者復活”枠のみならず“参加団体による場外公演（!?）”企画を実施予定。さらに決勝戦直後にはポストトークも開催！ あなたの1票によって次の王者が決まる、その瞬間をぜひ劇場で目撃してください！

スケジュール

【予選Aブロック】	5月4日（土・祝）18:00開演 / 20:30終演（予定） ［講評・結果発表］終演後約60分
【予選Bブロック】	5月5日（日・祝）13:00開演 / 15:30終演（予定） ［講評・結果発表］終演後約60分
【予選Cブロック】	5月5日（日・祝）18:00開演 / 20:30終演（予定） ［講評・結果発表］終演後約60分
【決勝戦】	5月6日（月・振）13:00開演 / 15:05終演（予定） ［講評・結果発表など］終演後約75分

※受付は開演の60分前、開場は30分前です。
※予選A・B・Cブロック、決勝戦ともに、受付時に投票券をお渡しします。その回に上演されるすべての作品をご覧いただいた方のみ投票いただけます。投票券は終演後の投票時間まで保管ください。
※各回とも途中休憩あり。また終演後、投票・講評・結果発表などの時間があります（予選は60分、決勝戦は75分予定）。

劇王とは

日本劇作家協会東海支部と長久手文化の家が、2002年よりプロデュースしてきた短編演劇コンテスト。観客と審査員の投票によって勝敗が決められる。2013年2月、開催10周年を記念して北海道から九州まで、全国各地の地区チャンピオンが集結し、天下統一大会が開催された。これをもって長久手での「劇王」は一旦休止となったが、「劇王」は日本各地に飛び火し、2017年には海外からの参加者も含むアジア大会として復活。2020年には原点回帰しつつ新たな試みも取り入れた12回目が開催。惜しくも開催断念となった2022年を経て、2024年2月には「劇王 2024」の開催が決定しているほか、広島、福島、茨城、宮城など、全国各地それぞれの「劇王」も開催が予定されている。

上演ルール

●オリジナル脚本であること（作者が特定されている古典などの脚色は不可）
●上演時間20分以内／出演者3名以内
●数分で転換できる舞台セット
●基本舞台は間口4間×奥行き3間
●音響・照明は統一プランを基本とし、本番での操作は各団体で行なうこと
●予選・決勝戦ともに同一の作品を同一の出演者で上演すること
●参加者（スタッフ含む）は2つ以上の団体に重複して参加しないこと
※各団体の上演順は抽選にて決定します。
※上演時間が20分を超えた場合は、審査の際、減点となります。また出演者3名以内であれば、作品中の登場人物は3名以上でも以下でも構いません。スタッフ（照明・音響等）は何名でもOKですが、その場で台詞をしゃべる、演奏する等、パフォーマンスに参加する場合は出演者としてカウントされます。

投票ルール

●観客票は1人1票
●審査員票は「各公演の入場者÷審査員の人数」
例：入場者数120名、審査員4名の場合、120÷4＝30が各審査員の持ち点となります
※予選A・B・Cブロック、決勝戦ともに、受付時に投票券をお渡しします。その回に上演されるすべての作品をご覧いただいた方のみ投票いただけます。投票券は終演後の投票時間まで保管ください。

参加団体

【予選Aブロック】
5月4日（土・祝）18:00開演 / 20:30終演（予定） ［講評・結果発表］ 終演後約60分

アオシバ［新潟］

「She’s Goneは鳴り止まないっ」
作・演出＝香川修平
出演＝石川未来（劇団@nDANTE／まばたき）／香川修平／松井里美（劇団ハンニャーズ）
生活はせんたくの連続です。じゃないと外にも出れないし。くしゃくしゃに笑うあのこが急にそこから出てくるかもしれないなんて考えながら。ここまで生きた私たちのせんたくの話をします。あと、みんなも、しようぜおせんたく。
PROFILE｜中学生の頃りゅーとぴあ10周年記念ミュージカルで演劇を始め、新潟で働く今も演劇を続けたいと思っている石川未来のひとりユニット。今回は早稲田大学の演劇サークルで出会った香川君を誘って、演劇をつくります。

Accendere［新潟］

「pool」
作・演出＝小山恭平
出演＝早川杏／小山恭平
3人はプールにいた。老人はそこで妻と再会するために。青年は現実から遠ざかるために。少女は飛び込み台の上に立ち水の動きを注意深く見つめる。それぞれの過去と現在、それからその先。pool 水たまりの話し。
PROFILE｜新潟で活動を行う演劇製作集団。2016年の旗揚げ以来、普遍的かつ物語性の高い既成戯曲の上演に取り組んでいる。団員の創作脚本による上演は今回が初めて。団体名の「Accendere」とはイタリアの舞台用語で“カット・イン”を意味する。

演劇調理集団ビストロカプリチョ［新潟］

「そして5分後」
作・演出＝中川律
出演＝渡部聖菜／松田蓮／岡部彩花
舞台はマントル付近の地底。次に出勤直後の職場のロッカー。そして魔王の支配する暗黒世紀末。その後は、とある大学のサークル。あらすじなんてあって無いようなものです。
PROFILE｜元演劇部の同期が集い、2023年8月に結成。作品を料理に見立ててお客様に提供するというコンセプトのもと活動している学生劇団です。今回のテーマは「後を引く濃厚さ」となっております。

Souer＋（スール）［新潟］

「友愛論」
作・演出＝三浦真央
出演＝三浦真由／小黒沙耶（サルメカンパニー）
“友情とは、
ふたつの肉体に宿る
ひとつの魂のことである。”
−アリストテレス
ライブハウス楽屋にて。
出番を控えた2人の会話劇。
PROFILE｜“好きな時に 好きな人たちと 好きな表現方法で”2020年3月結成。創りたがりの姉と演じたがりの妹で構成される演劇ユニットです。

緑のおちけん［新潟］

「…ちょろ」
作＝星健斗（ゑちご亭出雲）
演出＝星健斗と新大落研
出演＝山下梢（ゑちご亭み兎李）／平井有佳（遊求亭絵真）／星健斗
とある公園に小さな国家が誕生した。では、国家たる条件とはなにか。国民・領域・主権。それで満足したらきっとこの国は要らないのだろう。では、この国は何を求めているのか。
PROFILE｜新潟大学落語研究部から派生した劇団です。落研といえば、赤か青だと思うのですが、僕らは緑です。落語会、漫才・コントライブにも、ぜひ足を運んでいただけると幸いです。…幸いです…。

【予選Bブロック】
5月5日（日・祝）13:00開演 / 15:30終演（予定） ［講評・結果発表］ 終演後約60分

イチニノ［茨城］

「へそで茶を沸かす」
作・演出＝前島宏一郎
出演＝梅木彩羽／佐藤ホームラン（バカバッドギター）
昨年『あんしん』という作品で新潟劇王に参加したのですが「なんであの道具？」「どこが安心？」と審査員の皆様にアドバイスをいただき恐縮しました……ので！ちゃんちゃらおかしいぜ！へそで茶を沸かすぜ！……と思った（失礼）その勢いを作品としてご用意しました。
PROFILE｜茨城発。全国行き。イチニノは、茨城から全国へ飛び出して、濃密な舞台空間を創るチームです。昨年は新潟劇王に初参加。今年7月には地元茨城で「茨城劇王」を含む「四季の里演劇祭」を開催。地域演劇の交流を活動の軸としています。

演劇プロジェクト全力演劇［山形］

「灯滅せんとして光を放て」
作・演出＝石川kenjiro-.
出演＝吹雪ビュン／大井南（Accendere／塩会）／ 瀧尾匠汰
灯滅せんとして光を増す……蝋燭の炎が消えようとする瞬間、最も明るく輝くことから、物事が滅びる前に、一時的に勢いを取り戻す例え。
PROFILE｜「演劇大学 in やまがた」をきっかけに、2017年に結成された演劇プロジェクト。企画の都度仲間を募り、作品ジャンルにこだわらず山形市を中心に活動。演劇を祝祭と考え、全力の作品作りにお祭り騒ぎで取り組んでいる！

中央ヤマモダン［新潟］

「目くるめくる本のストーリー」
作・演出＝山本康司
出演＝山本康司
これまで多くの本を読んできましたが、そう言えば、直接お礼を言ったことはありませんでした。本にありがとうを込めた、本をモチーフにした、本を足掛かりにした、お礼を盾にした、めくるめくお話になる予定。
PROFILE｜新潟市を中心に休むことなく活動しているコント集団です。作品は全てオリジナル。5分程度の短いコントから60分程度のコメディまで、規模や場所にこだわらず、二人の作家がネタを書き続けています。

特設劇団wOTOME［新潟］

「蜜柑の香る家」
作・演出＝関まどか
出演＝秋山陽奈／南清穂／丸山七美
最近、ウチの主人達が変なのヨネ。急に部屋を掃除し出したり、古いお布団を出して来たり、ソワソワしてるのヨネ。もしかして、誰かお客さんが来るのかもネ……。
PROFILE｜新潟県で演劇を頑張るJK4人組です。演劇愛はあるのに結果に振り向いてもらえず悲しい思いをしてる今日この頃であります。ガンバリ!!

六日町高校演劇部［新潟］

＜輝く高校生たちの挑戦を後押し！ 新潟県高等学校文化連盟演劇専門部 推薦＞

「青春卓球」
作＝高沢克之（顧問）
演出＝演劇部
出演＝星野優里奈／小野塚きい／石田逢夏
たった44ミリのオレンジボールを通じて、微妙に絡み合った女子高生3人のアオハル？ いいえ、青春を演じます。私たちの青春はSNSじゃ語りつくせない。
PROFILE｜私たちは今、たった2人で毎日稽古しています。今回のお芝居には、助っ人として生徒会の2人に加わってもらいました。劇王では高校生らしく、青春はじけます。

【予選Cブロック】
5月5日（日・祝）18:00開演 / 20:30終演（予定） ［講評・結果発表］ 終演後約60分

きのこ集団Protomass［福島］

「窓にはブレた高速道路が」
作・演出＝髙橋成知
出演＝解像度哲司／東洲斎竹蔵
今日コイツと西会津のおいしいキャベツを食べさせてくれるお店に行く予定だったンです。だけど行く直前になって、コイツ、オレの乾燥ひじきを水戻しし始めたンですよ。どうも「ひじきに高速道路を見せてあげたい」らしくて……。
PROFILE｜2015年冬、福島県郡山市の高校演劇部有志を中心に結成。郡山市、福島市を拠点に活動。日常生活のバグステージみたいなところで好き勝手暮らしている人々を描いた作品を目指して日々惰眠。

劇団栞ちゃんのしおり［愛知］

「勧誘」
作・演出＝田村優太
出演＝東森るか／田村優太
ある男の家に一人の女性が訪ねてきて言う「神を信じていますか」と。男は興味がないため、話しを聴かずに帰そうとするが女性のある一言を切っ掛けに、男は女性に興味を持ち始め。
PROFILE｜愛知県豊田市で主に活動している劇団でコメディ色強めな作品が多い傾向。定期公演の他、「廃旅館公演」や「新作短編20作品公演」など、特殊な状況や、少し無茶な内容の公演を行ったりもしている。

塩会［新潟］

「どれにしようかな」
作＝小林葉月
演出＝塩会
出演＝塩会 ほか
右か、左か。お米か、パンか。ヒールは背筋が伸びるけど、通勤するならスニーカー。パフェ食べたいけど、おはぎもいいな。黒がすき。あ、白も。青もピンクもオレンジもすき。パイロットになりたい。アイドルになりたい。今日はなんだかスカートの気分！
PROFILE｜お菓子を持ち寄りわいわいする事を「稽古」と呼ぶ演劇ユニット。元は演劇好きの飲み会グループだったが、最近は飲み会よりも演劇活動が多くなっていて自分たちもびっくりしている。昨年の第3回新潟劇王にて優勝。

玉梓［新潟］

「怒りも悲しみも、胃の中も空っぽ」
作・演出＝すぎたに
出演＝和泉久雪（舞衆一ノ太刀）／ 夏季さわ（無所属）
誰が悪いわけでもないのに、何にもうまくいかなくて辛い毎日。それなのに、私は時には悲しみ、時には怒ることでしか抗えない。そうだ。こんなに苦しいんだから、こんな気持ちは吐いて捨てちゃえばいいんだ。
PROFILE｜「玉梓（たまずさ）」それは報せ。演劇という手紙を携えて、あなたにお届けいたします。発起人、穐山が新潟で最も観たい脚本・演出を呼び、様々な団体で出演を積み重ねてきた役者たちを迎え、新潟劇王に挑みます！

表現集団 宙獏〈ちゅーぼ〉［新潟］

「金色の憂鬱」
作・演出＝佐藤祐介（表現集団 宙獏／にいがた映画塾）
出演＝武居亮（プロジェクトB＠ZANTO）／織田智頼／井上晶子
アニメの美少女キャラが大好きな父親、先にそれを卒業してしまった幼い息子。そんな親子が「上の人達」が定めたヘンテコな制度に振り回されて……憧れの金ピカ、椅子取りゲーム、僕らの価値っていったい？
PROFILE｜演劇活動、自主映画撮影等で集まった面々で構成。「宙（そら）」の「獏（バク）」と書いて「ちゅーぼ」、「獏（貘）」は人の悪夢を喰らう幻獣。活動を通し、暗い幕開けとなった2024年の悪夢を払拭したい。

【決勝戦】
5月6日（月・振）13:00開演 / 15:05終演（予定） ［講評・結果発表など］ 終演後約75分

敗者復活あり！ “敗者復活”枠についての詳細は、当日会場にてお渡しするパンフレット内でご案内します。

審査員

鹿目由紀　かのめゆき

1976年、福島県会津若松市生まれ。劇団あおきりみかん主宰、劇作家、演出家。名古屋市在住。2008年、日本劇作家協会東海支部プロデュースの短編芝居コンクール「劇王」で4連覇。『劇帝』の称号を得る。第16回劇作家協会新人戯曲賞、若手演出家コンクール優秀賞、第26回名古屋市芸術創造賞、平成22年度愛知県芸術文化選奨・文化新人賞などを受賞。「おそ松さん on STAGE ～SIX MEN’S SHOW TIME～」シリーズなど外部脚本も多数手掛ける。2018年、平成29年度・文化庁新進芸術家海外研修（短期）でイギリス・ロンドンにて研修。日本劇作家協会会員。日本演出者協会常務理事（2023年〜）。
https://x.com/yukikanome
http://www7.plala.or.jp/lifu/

柴幸男　しばゆきお

劇作家、演出家、ままごと主宰。多摩美術大学准教授。劇場から船上まで、学芸会から工場見学まで、場所や形態を問わない演劇活動を全国各地で行う。2010年『わが星』で第54回岸田國士戯曲賞を受賞。これまで小豆島や横浜、台湾などに長期滞在し地域に根ざした演劇を継続的に上演。その他の主な作品に、家族の朝食を一人で演じる『反復かつ連続』、女性の成長と歩行を重ねる『あゆみ』、現役高校生との創作『わたしの星』など。2014年より『戯曲公開プロジェクト』を開始、戯曲を無料公開し多くの上演機会を設けている。
https://x.com/mama_goto
https://mamagoto.org

土田英生　つちだひでお

劇作家・演出家・俳優／MONO代表。愛知県出身。1989年に「B級プラクティス」（現MONO）結成。1990年以降全作品の作・演出を担当する。1999年『その鉄塔に男たちはいるという』で第6回OMS戯曲賞大賞を受賞。2001年『崩れた石垣、のぼる鮭たち』（文学座）で第56回芸術祭賞優秀賞を受賞。2003年文化庁の新進芸術家留学制度で一年間ロンドンに留学。近年は劇作と並行してテレビドラマ・映画脚本の執筆も多数。その代表作に、映画『約三十の嘘』、『初夜と蓮根』、テレビドラマ『崖っぷちホテル！』『斉藤さん』など。また2020年にはテレビドラマ『半沢直樹』に出演するなど俳優としても活動の場を広げている。
https://x.com/Tsuchidahideo
https://c-mono.com

永宝千晶 ながとみちあき

俳優。新潟県柏崎市出身。新潟大学在学中の2006年、栗田芳宏演出「リア王」にて初舞台を踏む。以降新潟でシェイクスピア作品に多数出演。2017年から文学座に所属し2022年退団。現在は芸能事務所「フクダ＆Co.」に所属し活動中。主な出演作品／舞台：「ガラスの動物園」（文学座）「検察側の証人」（俳優座劇場プロデュース）「Bad Roads -悪路-」（ITI企画 リーディング公演）／吹替え：「スター・ウォーズ」（レイ）「ファイア・カントリー」「ドミノ」等。
https://x.com/chiakinoko99
http://fukuda-and.co

＜司会＞司山園美（創作表現集団D-Soul 代表） 

新企画！

新潟劇王 場外公演 in スタジオA（仮）

日時＝5月6日（月・振） 10:00〜（予定）
会場＝りゅーとぴあ・スタジオA
料金＝無料（出入自由・予約不要）
予選の結果、惜しくも決勝戦進出とならなかった団体のなかから有志を募り、決勝戦直前にゲリラ的公演を行います。1団体あたりの持ち時間は20分、何をやるかは団体まかせ！ 予選で上演された作品のブラッシュアップ版か、それともまったく違う作品か？ 本企画の詳細は随時このホームページやSNSなどでお知らせいたします。

クロージングプログラム

（撤収（バラシ）の時間を利用して）「第4回新潟劇王」の戦いを振り返る

日時＝5月6日（月・振） 決勝戦終了直後
会場＝りゅーとぴあ・劇場
料金＝無料（出入自由）
興奮さめやらぬ決勝戦終了直後、その場で「第4回新潟劇王」を振り返るポストトークを実施します。審査員のみなさまへの質疑応答や、それぞれの創作についてなど、講評の時間とは少し異なる話題も展開するかもしれません。なお、劇場の撤収・片づけ作業と並行しての実施となりますので、会場内が若干騒々しい可能性があることをあらかじめご了承ください。

新潟劇王 ホームページ
https://niigata-gekiou.com
新潟劇王 X（Twitter）
https://x.com/niigatagekiou
新潟劇王 Instagram
https://www.instagram.com/niigata_gekiou/