クリスマスを彩るオルガンと合唱の聖なる響き

今年のりゅーとぴあオルガン・クリスマスのプログラム前半は、東京交響楽団との共演を目的に結成された「にいがた東響コーラス」とともにクリスマスの名曲をお贈りします。合唱指揮は今活躍が目覚ましい碇山隆一郎。J.S.バッハの「いざ来ませ異邦人の救い主よ」、「甘き喜びのうちに」は、合唱とオルガン独奏を交互にお聴きいただきます。クリスマスを彩る荘厳なオルガンと清らかな歌声のハーモニーをお楽しみください。 後半はきっと耳にしたことがあるクリスマスや冬にちなんだ曲を中心に、天から降り注ぐようなオルガンの音色に満たされるソロプログラム。
祝祭感と厳粛さを併せ持つ響きのうちに未来への希望を見出す…そんな特別な一夜をパイプオルガンとともに。

出演

濵野芳純 (オルガン) りゅーとぴあ専属オルガニスト
碇山隆一郎 (合唱指揮)
にいがた東響コーラス (合唱)

曲目

★前半【オルガン・合唱】
A.ヴィヴァルディ／いと高きにある神に栄光あれ
A.Vivaldi／Gloria in excelsis Deo

J.S.バッハ／いざ来ませ異邦人の救い主よ BWV659
J.S.Bach／Nun komm der heiden Heiland（choral）

　　　　　　甘き喜びのうちに BWV608
　　　　　　In Dulci Jubilio （choral)

　　　　　　主よ、人の望みの喜びよ BWV147-8
　　　　　　Jesus bleibet meine Freude

M.プレトリウス／一輪のバラが咲いて
M.Praetorius／Es ist ein Ros‘ entsprungen

讃美歌／天使ガブリエル
The Angel Gabriel

J.ラター／羊飼いの角笛のキャロル
J.Rutter／Shepherds pipe carol

　　　　　天国のすべての鐘が
　　　　　All Bells in paradise

　　　　　このうるわしき大地
　　　　　For the Beauty of the Earth

★後半【オルガン】
L.C.ダカン／ノエル 第10番
L.C.Daquin／Noel X

F.シューベルト／アヴェ・マリア (オルガン編曲)
F.Schubert／Ave Maria

J.S.バッハ／パストラーレへ長調 BWV590 第3楽章
J.S.Bach／Pastorale 3rd movement

S.カルク=エーレルト／神の御子は今宵しも
S.Karg-Elert／Adeste Fidèles

H.ブレイク／ウォーキング・イン・ジ・エアー （「スノーマン」より オルガン編曲）
H.Blake／Walking in the air from the snowman

C.M.ヴィドール／オルガン交響曲第5番より 「トッカータ」
C.M.Widor／Organ Symphony No.5 “Toccata”

濵野芳純（オルガン）

数々のコンクールで受賞している若手オルガニスト。2023年東京で行われた第9回武蔵野市国際オルガンコンクールでの3位受賞をはじめ、2021年フランス・パリのサントゥシュタッシュ教会で行われたルフローレンツ国際コンクールにて2位および聴衆賞、2022年フランス・リヨンのオーディトリムで行われたメシアンコンクールにて4位および聴衆賞を受賞した。関西学院大学商学部卒。その後ヨーロッパに渡り、オランダのアムステルダム音楽院にて、オルガン科の学士課程のディプロマを取得、フランスのトゥールーズ音楽院にて、歴史的オルガン演奏コースを修了した。これまでにオルガンを、坂倉朗子、ピーター・ファン・ダイク、ヨアン・タルディヴェルに師事。
2024年4月、 りゅーとぴあ専属オルガニストに就任。

碇山隆一郎（合唱指揮）

鹿児島県喜界島出身。東京音楽大学指揮科卒業、同大学大学院(指揮)修了。指揮を広上淳一、汐澤安彦の各氏に師事。2015年より渡独。マンハイム音楽大学においてオーケストラ指揮を学び、2017年からは拠点をダルムシュタット音楽アカデミーに移し、合唱指揮者としても研鑽を積む。これまでに札幌交響楽団、山形交響楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、群馬交響楽団、横浜シンフォニエッタ、パシフィックフィルハーモニア東京、東京混声合唱団、愛知室内オーケストラ、中部フィルハーモニー交響楽団、九州交響楽団等へ客演を重ねている。現在、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館「新潟市ジュニアオーケストラ教室」指揮者。
公式サイト: www.ikariyama.com

にいがた東響コーラス（合唱）

東京交響楽団新潟定期演奏会における合唱付オーケストラ曲への共演を目的に、1998年りゅーとぴあ開館の際に結成されたアマチュア混声合唱団。団員は、入団時・本番前にオーディションを受け、毎年東京交響楽団新潟定期演奏会に出演しており、高い実力を持つ。これまでに、モーツァルト「レクイエム」、ヴェルディ「レクイエム」、メンデルスゾーン「讃歌」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、ヘンデル「メサイア」など数々の作品を演奏。
今年度では、2025年3月に 《東京交響楽団 第140回新潟定期演奏会》に出演し、ベートーヴェン「第九」を演奏予定。