チェコ国民楽派の傑作
故郷を想い、故郷を讃えよ。

2025年度シーズン最初の新潟定期演奏会は、スメタナ作曲の連作交響詩《我が祖国》全曲演奏です。有名なブルタヴァ(モルダウ)をはじめ、チェコの雄大な風景を表した6つの作品が壮大なオーケストラ・サウンドで描かれます。「ブルタヴァ(モルダウ)しか聴いたことがない！」という方は、ぜひこの機会に6曲すべてを生の演奏で聴いてみてください。全曲演奏を聴くことで《我が祖国》という曲の本当の素晴らしさを感じていただけるでしょう。
指揮をするのは、2021年1月の特別演奏会以来の出演となる下野竜也。確かな音楽性で評価の高いマエストロが情熱のタクトを振ります。休憩なし、《我が祖国》のみの一本勝負プログラムです。これは聴き逃せません！

Program

スメタナ：連作交響詩「我が祖国」
Smetana：Má Vlast

Ⅰ. ヴィシェフラド（高い城）
II. ブルタヴァ（モルダウ）
III. シャールカ
IV. ボヘミアの森と草原から
V. ターボル
VI. ブラニーク

※この公演には休憩がございません。（公演時間約80分）

下野竜也（指揮）Shimono Tatsuya

(C) Nanako Ito

NHK交響楽団正指揮者、札幌交響楽団首席客演指揮者、広島ウインドオーケストラ音楽監督、広島交響楽団桂冠指揮者。鹿児島生まれ。2000年東京国際音楽コンクール、2001年ブザンソン国際指揮者コンクール優勝。NHK交響楽団をはじめ国内の主要オーケストラの定期演奏会に招かれる一方、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミー管、チェコ・フィル、バルセロナ響をはじめとした国際舞台でも活躍。オペラにおいても新国立劇場、二期会、日生劇場をはじめ注目の公演で指揮を務めている。これまでに読売日本交響楽団正指揮者、同首席客演指揮者、京都市交響楽団常任首席客演指揮者、広島交響楽団音楽総監督を歴任。東京藝術大学、東京音楽大学にて後進の指導にもあたる。齋藤秀雄メモリアル基金賞、芸術選奨文部科学大臣賞、東燃ゼネラル音楽賞奨励賞、有馬賞、広島市民賞、中国文化賞など受賞多数。NHK大河ドラマテーマ曲収録(25年放送開始の最新作「べらぼう」を含む7作品)、NHKFM「吹奏楽のひびき」パーソナリティを務めるなど、放送においても活躍している。