ここでしか聴けない。これこそが、本物。

2018年のスプリングコンサートから

新潟市ジュニア邦楽合奏団のために作曲された、川崎絵都夫「風と光と大地のうた」。新潟の風土や歴史をテーマにした大作を、この地に生まれ育った団員が演奏します。
和楽器の響きで心の中に描かれる、美しいふるさとの風景。清新な演奏でお楽しみください。

曲目

＜初級合奏＞　子供の四季／川崎絵都夫 作曲　★
＜初・中級合奏＞　砂山ファンタジー／川崎絵都夫 作曲　★
＜上級合奏＞　北国雪賦／長沢勝俊 作曲
＜中・上級合奏＞　風と光と大地のうた／川崎絵都夫 作曲　★
＜全員合奏＞　たみうたのおと／鯨岡徹 作曲　ほか

★新潟市ジュニア邦楽合奏団委嘱作品
※演奏曲順は上記と異なります。

指揮／鯨岡徹
指導／《箏》小奈立子・川﨑裕子・藤崎浩子
《三味線》簑田弘大・長井麻江
《尺八》鯨岡徹・豊嶋貞雄

新潟市ジュニア邦楽合奏教室 及び 新潟市ジュニア邦楽合奏団について

新潟市ジュニア邦楽合奏教室は、（公財）新潟市芸術文化振興財団が主宰する小・中・高校生のための音楽教室です。日本の伝統楽器である箏・三味線・尺八の演奏を通して、豊かな感受性、創造性、表現力を育み、音楽を愛する子どもたちを育てることを目標としています。現在は小学2年生から高校3年生までの38名の団員が、単科・初級・中級・上級の4つの教室それぞれに所属しています。演奏会時はこれら教室制度で育った子どもたちによる合奏団として、「新潟市ジュニア邦楽合奏団」の名称で活動しています。
近年は地元新潟での演奏活動の機会が増えており、その際に少人数アンサンブルから全員合奏までの様々な合奏スタイルを経験したことによって、1人1人が着実なステップアップを重ねています。団員自身の希望による新曲挑戦も積極的に行っており、今回の演奏会では上級団員が長沢勝俊作曲「北国雪賦」を初披露。また当団の宝である川崎絵都夫委嘱作品全7曲から、最も難しい大曲「風と光と大地のうた」を、中・上級団員で演奏します。このほか舞台デビューとなる単科教室演奏や初・中・上級による全員合奏など、多彩なプログラムで第23回定期演奏会をお贈りいたします。
＜りゅーとぴあ音楽企画課＞

メンバーからのメッセージ

新潟市ジュニア邦楽合奏団団長　星野日和（箏／高2）

こんにちは！私たちジュニア邦楽合奏団は、小学2年生から高校3年生までの38人で毎週楽しく活動しています。
私たちは今年から制度改革など新しいことに取り組み始めています。ジュニア邦楽合奏団では高校生になると団全体をまとめる運営の仕事を担当するのですが、今年は演奏面と運営面両方での団全体のレベルアップを目指して、中学生にも運営の仕事に参加してもらっています。
また今まで団内には、小学生は〈こども〉、中・高校生は〈親〉として、上級生が下級生をサポートする「親子制度」という仕組みがありましたが、これを新たに「家族制度」としてリニューアルしました。〈親〉である上級生と〈こども〉である下級生で5～6人のグループを作って一家族とし、お互いに助け合い団結を深め、それを演奏面に活かすことを目的として取り組んでいます。
今回の定期演奏会の聴きどころは、中・上級合奏「風と光と大地のうた」と全員合奏「たみうたのおと」です。団内では「風ピカ」という愛称で親しまれている「風と光と大地のうた」は、団員が一度は演奏したいと憧れる曲です。3つの楽章を持つ作品で、それぞれの楽器の良さが最大限に引き出されたダイナミックでカッコイイ曲なのですが、今回はなんと！全楽章演奏します。また、指揮者の鯨岡徹先生が作曲された「たみうたのおと」は初・中・上級合奏団員全員による演奏でお届けします。作曲者が直々に指導してくださるのはとても貴重な経験です。和楽器の良さやソロ、普段とは少し違った雰囲気など、魅力の詰まった曲を打楽器も加えて迫力満点にお贈りします。
そんな私たちの新しい制度への新たな挑戦、よりたくさんの人に聴いてほしい曲が詰まった第23回定期演奏会に、是非お越しください！会場でお待ちしています！

新メンバー大募集！一緒に和楽器を弾こう！

ジュニア邦楽合奏教室では、この秋（10月）から参加するメンバーを募集いたします。誰もが初心者からスタートするので、楽譜が読めなくても大丈夫。先生の丁寧な指導と先輩団員のサポートがあるので、初めてでも楽しく活動できます。

●募集楽器：箏・三味線・尺八
※入団後、楽器体験及び面接を経て担当楽器を決定します。
●募集対象：小学2年生～中学1年生
●練習日：月4回、毎週土曜日の午後
●お問い合わせ：りゅーとぴあ事業企画部　ジュニア邦楽合奏教室事務局まで
TEL.025-224-7000（平日10：00～18：00／第2･4月曜休館）