最高の名手、最高の2曲

小山実稚恵は、我が国最高のピアニストの一人。
ショパンとラフマニノフは歴史上、最も美しいピアノ音楽を作曲した二人。
最高の名手が、最高のピアノ協奏曲を一挙に2曲。

ⒸND CHOW

出演

広上淳一（指揮）
小山実稚恵（ピアノ）

曲目

チャイコフスキー：歌劇「エフゲニー・オネーギン」～ポロネーズ
ショパン：ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 op.11
ラフマニノフ：ピアノ協奏曲 第3番 ニ短調 op.30

第117回新潟定期演奏会の聴きどころ

豪華絢爛な12月の贈り物。懐の深いシンフォニックな響きを生み出す名匠、広上淳一が指揮し、機能性と叙情性を併せ持つ東京交響楽団がサポートする中、名手、小山実稚恵がロマンティックな2大ピアノ協奏曲を弾きます。ショパンの華麗さ、ラフマニノフの豪壮さ、どちらも堪能できること間違いありません。これは新潟単独プログラム。お聴き逃しなく。

広上淳一（指揮）

第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。これまで国内のオーケストラはもとより、ノールショピング響首席指揮者、日本フィル正指揮者、ロイヤル・リヴァプール・フィル首席客演指揮者、リンブルク響首席指揮者、米国コロンバス響音楽監督を歴任する傍ら、フランス国立管、ベルリン放送響、ウィーン響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響、ニュージーランド響などに定期的に客演。またオペラの分野でも特筆すべき活動を行っている。京都市交響楽団常任指揮者兼ミュージック・アドヴァイザー。2015年4月同響とともにサントリー音楽賞受賞。東京音楽大学指揮科教授。

小山実稚恵（ピアノ）

チャイコフスキー、ショパンの二大コンクールに入賞した唯一の日本人ピアニスト。2017年までの『12年間・24回リサイタル・シリーズ』は、演奏内容と企画性に於いて高い評価を受けた。これまで、国内の主要オーケストラと共演しており、国際的指揮者との共演も数多い。協奏曲のレパートリーは60曲を超える。東日本大震災以降、被災地活動も行い、仙台では「こどもの夢ひろば“ボレロ”」を開催。ソニーから30枚目の『バッハ：ゴルトベルク変奏曲』をリリース。また著書には『点と魂とースイートスポットを探して』、『ベートーヴェンとピアノー傑作の森への道のり』がある。これまで文化庁芸術祭大賞、芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。17年には紫綬褒章受章。

東京交響楽団

1946年東宝交響楽団として創立、1951年東京交響楽団に改称。新潟市とは準フランチャイズ契約を結び、1999年から定期演奏会や特別演奏会を開催。2014-15シーズンよりジョナサン・ノットが第3代音楽監督に就任し、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、正指揮者に飯森範親、名誉客演指揮者に大友直人を擁する。文部大臣賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞等を受賞。川崎市のフランチャイズオーケストラ、（公財）八王子市学園都市文化ふれあい財団とのパートナーシップ協定を結び、各地域に根ざした活動を行っている。教育面でも「こども定期演奏会」「0歳からのオーケストラ」が注目を集めている。サントリーホール、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京オペラシティコンサートホール、りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館で定期的に公演を行う他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。海外公演も多く、これまでに58都市で78公演を行っている。