りゅーとぴあ音楽アーツ・マネジメント研修2019
りゅーとぴあ音楽アーツ・マネジメント研修2019
- 開催日時
- :2019年8月23日(金)
14:00 ~
2019年8月24日(土)
2019年8月25日(日)
2019年8月26日(月)
- 会場
- :りゅーとぴあ
チケット料金・お申し込み
- チケット
- :社会人 : 10,000円
大学生 : 無料
※参加費以外の経費(交通費・宿泊費・食費等)は個人負担 - お得な情報
- :-
- サービス情報
- :-
- お申し込み期間
- :2019年4月2日(火)~6月30日(日)
※定員次第締切 - お申し込み方法
- :次の項目を記入の上メールで申込み。7日以内に返信がない場合はお問い合わせください。
①氏名 ②住所 ③電話番号 ④メールアドレス(スマホ・PC) ⑤自分以外の緊急連絡先 ⑥参加理由 ⑦この研修で何を知りたいか - お申し込み先
- :りゅーとぴあ 事業企画部 音楽企画課
榎本広樹 h-enomoto@ryutopia.or.jp - 対象
- :◯公共ホール・劇場において業務経験年数が5年未満の職員
◯大学生 - 定員
- :8名程度
- 主催
- :公益財団法人新潟市芸術文化振興財団
- お問い合わせ
- :りゅーとぴあ事業企画部 榎本広樹
h-enomoto@ryutopia.or.jp
TEL.025-224-7000(10:00~18:00/休館日を除く)
イベント内容について
大学生とホールスタッフ(経験5年未満)のための、生きた知識の共有
目的:
◯公共ホール・劇場の歴史的過程を把握し、現在の状況を生んでいる理由を考えます。また、公共ホール・劇場に求められる役割の変遷と、それに対して実際に行われているアプローチ・工夫を学びます。
◯研修期間中に開催される事業を通して、自主企画実施の現場でどのようなことが行われているのかを体験します。また、ホール機能と地域とのマッチング、その可能性について考えます。
カリキュラム:
※詳細スケジュールはお申し込みの方にお知らせします。
①公共ホール概論
公共ホールの歴史と社会的役割の変化を辿り、活発な運営とならない原因を探ります。
②りゅーとぴあ概論
りゅーとぴあの立ち位置、やってきたことを「公共ホール概論」で触れた点と対比して考えます。
③公共ホールにとっての「育成」
ジュニア・オーケストラ教室、ジュニア合唱団、ジュニア邦楽合奏教室の運営に焦点をあてて、公共ホールにとっての「育成」について考えます。
④「企画」するということ
企画書の書式をもとに、公共ホールにおける「企画」について考えます。
⑤自主企画の現場で考える
オルガン普及企画の現場で、ホール機能と地域のマッチングと、その可能性について考えます。
ここがメリット!見えないものが見えてくる研修会
①「地域」と「公共ホール」の関係が見えてくる
3つの専門ホール(コンサートホール、劇場、能楽堂)を備えるりゅーとぴあ。その誕生を紐解くと、日本の公共ホールの歴史的変化を踏まえた一つの結果であることがわかります。また、りゅーとぴあの現在の運営を見ると、施設面だけでなくソフト面や組織の部分でもさまざまな工夫を発見できます。
新潟市という本州日本海側唯一の政令指定都市において、どのような活動を行ない成果を上げているか(あるいは課題を持ち続けているか)を知ることで、公共ホール全体あるいは他の地域のホールを理解する多角的な視点を得ることができます。公共ホールの現場の実態をご覧ください。
②ホールにおける「企画制作」が見えてくる
りゅーとぴあで音楽企画の制作をしているスタッフと、さまざまなテーマで実際に話をする時間があります。りゅーとぴあでは何を大切にして企画を考え、実施しているのかが見えてきます。キーワードは「芸術」・「ニーズ」・「マーケット」・「タイミング」・「エンターテイメント」・「施設機能」など。
さらに、さまざまな側面における「市民利益」の最大化を目指して、企画制作上で実際にどのような作戦を展開しているのかを知ることができます。皆様がこれから企画制作をしていく上で、実務的なヒントになるでしょう。
③公共ホールのミッションが見えてくる
りゅーとぴあと、隣接する新潟市音楽文化会館では、ジュニアオーケストラ教室、ジュニア合唱団、ジュニア邦楽合奏教室が活動しています。その現場を見ることで、公共ホールが地域に果たすべきミッションの一つ「育成」について、深く学ぶことができます。
④地域の魅力が見えてくる
日本海に面した新潟市は海の幸に恵まれ、広大な新潟平野ではおいしい米や多様な味わいを楽しむことができる日本酒など、多くの特産品があります。新潟の魅力を知ることを通して、皆さんが携わる地域の魅力を発見する「視力」を養っていただきます。
参加者の声
伊藤美海 Ito Yoshimi
昭和音大アートマネジメントコース卒。現在、いわきアリオスに勤務
りゅーとぴあでの研修は、漠然と「人や地域を芸術でつなぐ仕事がしてみたい」と思っていた私にとって、非常に刺激的な時間となりました。他大学の学生とのディスカッションや、アーティストや職員の皆さまのお話を通して、理想を追いすぎる傾向にあること、置かれている環境に限定された考えになっていることを実感できました。自分の生まれ育った環境や大学内から少し離れ、多角的に考えることのできるとても良いチャンスをいただけたと思っています。
今は地域と芸術のより良い関係作りの為に何が必要なのかを考えたいと思い、出身地の東京を離れ、福島県いわき市のホールに勤務しています。研修で印象に残った「理想と現実に橋をかける仕事」という言葉を胸に、修行中です。
山下直弥 Yamashita Naoya
東京藝大GAアートマネジメント専修 M2
「アートマネジメント」は多義的で、現場で得られる経験とそれを言葉にしていく作業とを往還しなければ、学べないということをこの講座から気づかされました。
私が参加した約1週間で様々な方々に出会いました。「オリジナリティ溢れるパフォーマンスを作ろうと努力するジュニア音楽教室の小中高生」や「新潟にてアウトリーチなどで精力的に活動する音楽家」「音楽と地域との接点を作ろうと仕掛けを考えるりゅーとぴあの職員」など。それらの人々が様々な角度からどのように音楽に参加しているのか、講座に参加し対話するまで知る由もありませんでした。
新潟というフィールドで、音楽を共有する場づくりを「プロ」として実践しているりゅーとぴあで経験したことは、僕が「アートマネジメント」を語る上での1つの重要な指針になっています。
お問い合わせ
りゅーとぴあ事業企画部 榎本広樹
h-enomoto@ryutopia.or.jp
TEL.025-224-7000(10:00~18:00/休館日を除く)